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ZEFT Z55YCの魅力をインタビュー

ワンタッチのWi-Fi 7アンテナに巨大ヒートシンク、GIGABYTEのこだわりマザーとRTX 5080搭載グラボを採用したゲーミングPC

2025年10月05日 10時00分更新

文● 宮崎真一 編集●ジサトライッペイ/ASCII

提供: セブンアールジャパン

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Ryzen 7 9800X3Dへの変更や背面ファンの増加も可能

──ゲーミング用途を意識すると、CPUは「Ryzen 7 9800X3D」などの3D V-Cache搭載モデルが人気だと思うのですが、なぜZEFT Z55YCでは標準構成のCPUが「Ryzen 7 9700X」なんですか?

中嶋氏:たしかに弊社でもRyzen 7 9800X3D搭載モデルの人気は高いのですが、価格も高くなってしまいます。ZEFT Z55YCはコストパフォーマンスに配慮し、価格を抑えられるRyzen 7 9700Xを選択しました。もちろん、BTOメニューではRyzen 7 9800X3Dのご用意がありますので、より高いゲーミング性能を欲しい方は、そちらに変更していただければと思います。

ZEFT Z55YC

BTOメニューではCPUをRyzen 7 9800X3Dにカスタムできる

──ZEFT Z55YCを実際に動かしてみていかがでしたか?

中條氏:推奨環境が「GeForce RTX 2080」の「Deadzone: Rogue」というFPSゲームを4K解像度で遊んでみたところ、最高設定でも平均フレームレートが70fps出ており、かなりプレイしやすい印象です。そのときのCPU温度も70度ぐらいに収まっていました。CPUクーラーのファンは80%ぐらいの回転数だったのですが、ヘッドフォンをして遊んでいればまったく気にならないレベルでした。

ZEFT Z55YC

CPUクーラーはDeepCoolのAK400を採用している

──ゲームを楽しむぶんには空冷タイプのCPUクーラーで十分そうですね。

中條氏:ほかにも「Apex Legends」などもプレイしてみたのですが、CPU温度は70度付近までしか上がりませんでした。とはいえ、ZEFT Z55YCはPCケースファンはフロントの3基だけなので、ゲームといっしょに「OBS Studio」を使用したり、YouTubeを同時に視聴したりする場合は、さらに背面ファンなどを増設したほうが熱対策にはいいのかもしれません。

ZEFT Z55YC

P20Cはフロントパネルの内側に120mm角ファンを3基搭載しているが、背面ファンは搭載していない

今後はGIGABYTE採用モデルが増える?

──御社のPCにおいて、GIGABYTEのマザーボードを採用しているモデルは珍しいように思います。

中嶋氏:現行チップセット搭載モデルの採用は初ですね。弊社は創業時からGIGABYTE製品を採用しており、今まで多くの製品を取り扱ってきたのですが、しばらく時間が空いてしまいました。しかし、今回がきっかけで日本ギガバイトさんといろいろ話せたところもあります。今後もなにかいっしょにできればと思います。

ZEFT Z55YC

今後はGIGABYTE製品を採用したモデルも積極的に展開していくと語る中嶋氏

──マザーボードとビデオカード以外もGIGABYTE製品で揃える構想はありませんでしたか?

中嶋氏:正直不勉強でお恥ずかしいのですが、僕の中ではGIGABYTEさんの製品は、マザーボードとビデオカード以外ではディスプレーのイメージしかありませんでした。今回、日本ギガバイトさんにうかがってみたところ、PCケースや電源ユニット、CPUクーラーもあるとのことなので、お客様の要望があるようでしたら、GIGABYTEさんの製品で統一したモデルもおもしろいのかなと考えています。

──最後に、GIGABYTEについてどういったイメージを持っていたかお聞かせください。

中嶋氏:GIGABYTEさんのようにこういったハードにこだわっているメーカーが個人的に大好きです。いろんな機能がソフトウェアで実現しますよという時代ですが、ハードがとがっているほうが直感的にお客様の琴線に触れるのではないでしょうか。

真重氏:最近はPCに関係なく、AI関連の話題を聞かない日はないぐらいですが、GIGABYTEさんのマザーボードにハードウェアレベルでAIがらみの機能が実装されている点は、かなり興味を惹かれました。

中條氏:僕は自宅でずっとGIGABYTEさんのマザーボードを使用しています。僕がPC自作をはじめた当初は、USBが多いマザーボードというとGIGABYTEさんのモデルぐらいしか選択肢がありませんでした。当時、僕は大量にキーボードとマウスを買っていまして、それらを全部接続できるマザーボードが欲しかったのです。で、実際に使ってみると機能も耐久性も大満足の出来でしたので、それ以来ずっとGIGABYTEさんのマザーボードを選んでいます。

ZEFT Z55YC

AI関連の機能がおもしろいと話す真重氏

ZEFT Z55YC

中條氏は自宅ではずっとGIGABYTEのマザーボードを使い続けているとのこと

──本日はありがとうございました。

 PC自作に詳しい人からすると、GIGABYTEは昔からあるなじみ深いメーカーの1社だろう。かなりハードウェアに特化した設計思想に好感を覚える人も多いのではないだろうか。そんなGIGABYTEのマザーボードを主軸に製品開発したというZEFT Z55YCは、コスパや使いやすさに配慮したモデルだ。

 とはいえ、GeForce RTX 5080搭載ビデオカードを採用している都合上、標準構成でも税込みで43万8690円と決して安価な部類ではない。しかしながら、セブンアールジャパンはとにかくセールが多いメーカーだ。実際、原稿執筆時は6万8000円引き(税別)になっていた。気になる方はお得なタイミングを逃さず購入してほしい。

ZEFT Z55YC

2025年9月21日時点では税込み38万4780円と大幅にお得だった

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