●空港アクセスもお得!空港鉄道A’REXで約470円移動
翌朝までチムジルバンで休憩したあと、日本に帰るため仁川国際空港へと戻ります。空港リムジンバスを使ってもいいのですが、ここはさらに節約のため、空港鉄道(A’REX)を使いました。A’REXは直通列車のエクスプレスと、途中駅に複数停まる普通列車があり、直通列車は1万1000ウォン(約1170円)に対して、普通列車は4450ウォン(約470円)と激安。始発となるソウル駅への地下鉄運賃を加算しても、空港リムジンバスの1万8000ウォン(約1900円)より、断然安く移動できます。
ちなみに所要時間ですが、直通列車で40分〜50分のところ、普通列車は60分〜70分ほど。半額で所要時間がちょっと長くなる程度です。ただしソウル駅以降は席が埋まってしまうケースが多いので、座って移動したい人は、始発のソウル駅から乗り込んだほうがよさそうです。
●マイル発券で韓国→日本が片道7500マイル+約4000円
仁川国際空港から日本へ帰るルートですが、ANAのマイレージサービスを活用して、同じスターアライアンス加盟のアシアナ航空・ソウル→成田便を発券しました。
かかったのは、片道7500マイル+諸費用3890円のみ。かなりお得です。ちなみに、2025年6月24日からANAのマイルは国際線でも片道発券が可能になったため、こうした柔軟な旅程が組みやすくなったのも大きなポイントです。
●結果的に“海外旅行つき出張”で満足度アップ!
ちなみに、同時期に那覇→羽田をANAのマイルで発券しようとすると、1万2000マイル+諸費用690円が必要になります。一方、今回のルートでは……
• 那覇→ソウル 8930円(LCC)
• ソウル→成田 7500マイル+3890円(マイル発券)
• 成田→東京駅 1164円(切符は1170円/京成電鉄)
これにソウルでの宿泊や移動費を加えても、総額ではかなり安い。なにより、国内取材のついでに“ちょっとした海外旅行”も楽しめるという、満足度の高い旅になりました。
というわけで、国内の移動が高いなと思っても諦めず、いったん海外を経由してというルートで探してみると、意外に楽しめるお得なルートが発見できるかもしれないので、チャレンジしてみてください!
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この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama)
世界60ヵ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。

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