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組みたい自作PC構成まるわかり!! 第118回

【今月の自作PCレシピ】19万円で組める白色ゲーミングPCでホラーゲームを楽しもう

2025年08月03日 11時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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 パソコンならでの高解像度、高画質でゲームをプレイしたり、ゲームプレイなどを録画配信したり、音楽を楽しんだりといったさまざまな用途に、自分の好みでマシンを組み立てられるPC自作。あれこれ考えながら、パーツを選定するのは楽しいが、ある程度の知識が必要になる。

※写真はイメージです。実際に使用するパーツとは異なります

 そんなパーツ選びは、YouTubeの動画を参考にして構成するのも良いが、パーツショップの店員に勝るものはない。ゲームやクリエイティブ作業といった用途に、LEDで魅せるPC、静かなPCなど、さまざまなPC構成の相談を受け、その場で提案しているからだ。そこで、秋葉原の主要パーツショップ店員におすすめの自作PCの構成(レシピ)を毎月お届けしていこう。

 ”パーツ選びには自信がない”、”最新のパーツ構成で組みたい”、”いまどんな構成が良いのか検討がつかない”などといった人に、是非参考にしてもらいたい。

マルチホラーゲームを友達とギャーギャー騒ぎながら楽しもう

 この夏は、発売を待ち焦がれていました! というゲームタイトルが残念ながら少ないが、秋葉原のPCパーツショップには、新たなゲーミングPCを自作、またはBTO PCを購入しようと多くの人が訪れている。

 プレイしたいタイトルは、「VALORANT」「エーペックスレジェンズ」といった定番ゲームタイトルに、無料化され人気が再熱している「レインボーシックス シージ エックス」となっている感じだ。

 定番タイトルを楽しめ、OS別で実売価格20万円を切る、ピラーレスPCケース&ホワイトコーディネートといったポイントを押さえた構成をパソコンショップ アークの女性スタッフ 野澤さんが提案してくれた。

銀座線末広町駅に近いパソコンショップ アーク。ゲーマースタッフが多いのが特徴で、ゲーミングデバイスも充実している

絵師、ゲーマー、配信者でもある野澤さん。パーツショップでは少ない女性スタッフなので、PCを自作したい女性も安心して相談できる

 野澤さんが定番ゲームタイトルとともに、推したいのが友達とワイワイ、ギャーギャー騒ぎながらプレイを楽しめるホラー系タイトルの「R.E.P.O.」や「Phasmophobia」などになるという。実際、夏らしくプレイの配信動画も増え、ハマる人が続出中となっている。

怖いけどおもしろいと人気の物理演算ホラーゲーム「R.E.P.O.」。レビュー数は17万9562で、圧倒的に好評を獲得している

最大6人でプレイできるオンライン協力ゲーム。貴重品を回収するのだが、重たい物や壊れやすい物など、貴重品に応じた扱いが必要になる。それを、仲間とともにモンスターに対処しながら行なうのだ

2020年にアーリーアクセス開始し、6月に大型アップデートがあった「Phasmophobia」。ゴースト調査員として超常現象の証拠を集めるのだ

マルチだとより楽しい、幽霊探索ゲーム。5年間でのレビュー数は63万4648で、圧倒的に好評となっている

 そして、そんなマルチホラーゲームのプレイと、楽しかったプレイの瞬間を残せるのが、今回紹介するレシピなのだ。

定番ゲームもお絵描きも大丈夫という野澤さんレシピ

 パソコンショップ アークのオリジナルキャラ「アク子」の作画を担当するほか、イラストレーター、同人作家としての面も持つ野澤さん。本構成ではゲームだけでなく、定番イラスト、漫画作成アプリケーション「CLIP STUDIO PAINT」でのイラスト制作(A3キャンバスサイズ、数ページの漫画制作)も可能という。

野澤さん提案構成。総額はOS別で19万499円

 パフォーマンスのキモとなるCPUは、Ryzen 7000シリーズの6コア/12スレッド動作のRyzen 5 7600になる。世代はひとつ前のため、現行世代のRyzen 9000シリーズから処理能力は下がるが、定番ゲームなどのプレイや、軽い写真や動画の編集、プレイ動画の録画などといった作業で必要となる一定ラインは超えている。

 AMDプラットフォームは、CPUソケット形状の変更が頻繁ではないので、後々CPUをアップグレードしやすいのもポイントだ。

安価なRyzen 5 7600で組む、定番ゲームのプレイと録画ができる構成
CPU AMD「Ryzen 5 7600」
(6コア/12スレッド 最大5.1GHz)
2万6800円
CPUクーラー DEEPCOOL「AK400 WH R-AK400-WHNNMN-G-1」
(空冷、サイドフロー、120mmファン)
4380円
マザーボード GIGABYTE「B850M DS3H ICE」
(AMD B850、Micro ATX)
2万3800円
メモリー SanMax 「SMD5-U32G88M-56B-D」
(16GB×2、DDR5-5600)
1万6980円
ストレージ Crucial「T500 1TB PCIe Gen4 NVMe M.2 SSD CT1000T500SSD8JP」
(1TB M.2 SSD、PCIe4.0×4)
1万1380円
ビデオカード GIGABYTE「GeForce RTX 5060 Ti EAGLE OC ICE 16G GV-N506TEAGLEOC ICE-16GD」
(GeForce RTX 5060 Ti、16GB GDDR7)
8万6800円
PCケース Antec「CX200M RGB Elite White」
(ミドルタワー、Micro ATX)
7980円
電源ユニット Cooler Master 「MWE Gold 750 V3 White Edition Non-Modular MPE-7506-ACAG-GJP」
(850W、80PLUS GOLD)
1万2380円
総額(税込)   19万500円

※価格は8月1日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。

価格を抑えられる前世代Ryzen 7000シリーズ。ゲーム特化の7800X3Dも販売中だ

6コア/12スレッドで動作するRyzen 5 7600を組み合わせ。2万円台後半で、Socket AM5環境を構築できる

CPUクーラーは、120mmファンを備えたサイドフロータイプの「AK400」を組み合わせている

十分な冷却性能を備えるうえ、手ごろな価格でホワイトコーディネートできる。LEDファンに交換して、彩りアップもありだ

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