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山根博士の海外モバイル通信 第761回

ハリーポッタースマホも登場! シャオミ「POCO F7」のルーツ、「REDMI Turbo 4 Pro」をチェック

2025年08月04日 12時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII

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POCO F7

 ハイスペックなコスパスマホ、シャオミの「POCO F7」。このベースモデルが中国で販売されています。POCO F7のベースとなったのは「REDMI Turbo 4 Pro」で2025年4月に中国で発売。両者の違いはバッテリー容量で、POCO F7のグローバルモデルは6500mAh、REDMI Turbo 4 Proは7550mAhを搭載します。ちなみにPOCO F7のインドモデルは中国と同じ7550mAhです。

POCO F7のベースとなったREDMI Turbo 4 Pro

 REDMI Turbo 4 ProがPOCO F7のベースであるのはわかりましたが、背面を見るとカメラ周りのデザインは大きく違います。ここだけを見ると、本当に両者は共通のモデルなのかと思えますよね。ところが、REDMI Turbo 4 ProにもPOCO F7と同じデザインの製品があるのです。それはハリーポッターとコラボした特別モデルです。

REDMI Turbo 4 Proハリーポッター版

 中国メーカーのブランドやキャリアコラボモデルは本気度合いが高いのですが、このモデルもSIMピンはシリーズに登場する死の秘宝(Deathly Hallows)のシンボルマークをモチーフにデザインしたものです。

 そしてカメラ周りのデザインを見てください。オリジナルのREDMI Turbo 4 Proとは異なる斜めにスリットをいれたデザインで、まさしくPOCO F7と同じです。

SIMピンにも注目したい

 壁紙などのテーマセットもハリーポッターの世界観を再現。なお、中国での価格はメモリー構成が16GB+512GBで2999元(約6万2000円)。標準モデルと100元(約2100円)しか価格が変わらず、ならばハリーポッター版を買おうという人も多そうです。この手の限定モデルは店舗展示はなくオンライン販売が一般的なので、筆者もまだ実物を見たことはありません。

細部までハリーポッターの世界観を味わえる

 パッケージも特別な限定版。このケースだけでも欲しいもの。充電器にもハリーポッターの名前が入っているのは、購入者にとってはうれしいですね。日本での販売はむずかしいでしょうけれど、リアル店舗を日本展開しているシャオミジャパンには、ぜひシャオミストアでの展示だけでも期待したいものです。

豪華なセット、日本で買える日が来てほしい

筆者紹介───山根康宏


 香港在住の携帯電話研究家。海外(特に中国)のスマートフォンや通信事情に精通。IoT、スマートシティー、MaaS、インダストリアルデザインなど取材の幅は広い。最新機種のみならずジャンク品から100万円のラグジュアリーモデルまであらゆる携帯電話・スマートフォンを購入する収集家でもあり、その数はまもなく1800台に達する。

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