8月1日に発売となるサムスン電子のGalaxy Z Fold7とGalaxy Z Flip7。折りたたみによる大画面とAIによる利便性を兼ね備えたスマートフォンとなる。特にGalaxy Z Fold7は今回、大幅に薄型化されており、閉じた状態では一般的なスマートフォンと変わらぬサイズ感を実現している。26万円以上という高額な値付けが難点と言えるが、幅広い人が興味を持つであろう、久々にワクワクするスマートフォンとなっている。
ただ、ここ最近のスマートフォンはどれも「AI」ばかりをアピールしている。カメラの画質競争が飽きられてきたなか、メーカーとしてはAIで他社との差別化を図りたい考えだ。
サムスン電子は、昨年、Galaxy S24シリーズから「Galaxy AI」を訴求。他社よりも早くAIスマホを前面に打ち出してきた。
とはいえ、Galaxy AI自体も多くの部分でグーグルの生成AIである「Gemini」に依存している状態だ。Androidメーカーの多くは当然のことながらグーグルのGeminiを搭載している。では、サムスン電子は他のAndroidメーカーとどのようにAIで差別化していくのか。
サムスン電子の常務兼モバイルエクスペリエンス事業部テクノロジー戦略チーム長であるソン・インガン氏は「我々はグーグルとの密接なパートナーシップを結んでおり、共同でユーザーエクスペリエンスを構築している」と胸を張る。
サムスン電子はグーグルとGemini以前からパートナーシップ関係にあり、Androidの操作性や機能などから一緒に開発してきているという。Geminiに関しても、その延長線上で開発を進めているというのだ。
そもそもAndroidの開発から、他のスマートフォンメーカーとは一線を画しているという。

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