このページの本文へ

田口和裕の「ChatGPTの使い方!」 第36回

無料で「Gemini 2.5 Pro」が使える!グーグル「Gemini CLI」の使い方を簡単解説

2025年07月18日 07時00分更新

文● 田口和裕

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

例②:フォルダ全体を分類・要約し、Markdownで保存

 複数のテキストが混在するフォルダから要点だけを抜き出し、分類・保存まで一括でこなす──そんな応用的な使い方もできる。

会議メモ、ToDo、要件定義などが混在したフォルダに対してプロンプトを実行

プロンプト:このフォルダに入ってるファイルをすべて読み込んで、種類ごとに整理・要約して

 このプロンプトで、Geminiがすべてのファイルを読み込み、内容を「会議メモ」「タスク一覧」「仕様・要件」といったカテゴリに分類し、それぞれ簡潔にまとめてくれる。

内容をカテゴリ別に整理。各ファイルの要点が明確にまとめられている

 さらに、出力内容はそのままMarkdownファイルとして保存できる。たとえば以下のようにプロンプトを続ければ、Geminiが自動的にファイル保存してくれる。

プロンプト:この内容を「まとめ.md」として保存して

要約された内容がMarkdown形式で保存され、他のメンバーと共有しやすくなる

 このように、複数のテキストファイルから要点を抜き出して分類・要約・保存までを行う処理が、Gemini CLIなら自然文のやりとりだけで完結する。

カテゴリートップへ

この連載の記事
ピックアップ