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田口和裕の「ChatGPTの使い方!」 第36回

無料で「Gemini 2.5 Pro」が使える!グーグル「Gemini CLI」の使い方を簡単解説

2025年07月18日 07時00分更新

文● 田口和裕

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インストールと初期設定

 Gemini CLIを使い始めるのは驚くほど簡単だ。事前準備から実際の起動まで、数分で完了する。

事前準備:Node.jsのインストール

 まず、Node.js(バージョン18以降)が必要だ。

 Macなら「ターミナル」、Windowsなら「PowerShell」を開き、以下のコマンドを打ち込んでEnterで実行する。

コマンド:node --version

Node.jsのバージョン確認コマンド実行例。v18以降が表示されればOK

 18以降の数字(例:18.2.0、20.15.0など)が表示されればOK。何も表示されない、または古いバージョンの場合は「Node.js公式サイト」からダウンロードしてインストールしよう。

Node.js公式サイト。「Node.jsをインストールする」ボタンから最新版をダウンロード

Gemini CLIのインストール

 同じ画面で、以下のコマンドを打ち込んでEnterで実行する:

コマンド:npm install -g @google/gemini-cli

インストール実行結果。31秒で432個のパッケージがインストールされ完了

 インストールが完了したら、以下のコマンドを打ち込んでEnterで実行:

コマンド:gemini

Gemini CLIの起動。認証のためブラウザが自動で開き、認証待ち状態

認証設定

 「gemini」コマンドを実行すると、ブラウザが自動で開きGoogleアカウントでの認証を求められる。

Google認証画面。「ログイン」ボタンをクリックして個人アカウントで認証

 個人のGoogleアカウントでログインすれば、無料で毎分60回、1日1000回まで利用できる。認証が完了すると、ターミナルにGemini CLIの画面が表示される。

認証完了後のGemini CLI画面。プロンプトが表示され、すぐに使用開始可能

 これでGemini CLIが使用可能だ。終了する場合は「/quit」と入力するか、Ctrl+C(Mac:Cmd+C)で抜けられる。

 なお、/quitで終了すると、そのセッションでのやり取りの統計がまとめられた「サマリー」が表示される。どのモデルが何回使われたか、成功率や処理時間などが視覚的に確認できるため、セッションごとの振り返りに便利だ。

セッション終了時に表示されるサマリー画面。モデルの利用回数や所要時間がわかる

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