ラピッドトリガーもしっかり搭載で価格は3万800円
"ファンアイテム"の皮を被った"本格派"、結城さくなコラボキーボードをチェック
見た目だけじゃない。最前線で戦えるプロ仕様のスペック
本製品はデザインだけでなく性能面でも一切の妥協を見せない。むしろ、現在のゲーミングキーボード市場における最新トレンドを的確に捉えた、トップクラスのスペックを誇る。
心臓部であるキースイッチには、新進気鋭の「Gateron White Max」を採用。これは、昨今の必須機能となりつつある「ラピッドトリガー」機能に対応した磁気式スイッチだ。
アクチュエーションポイント(キーが反応する深さ)は0.1mmから3.5mmの間で、0.1mm単位で調整できる。また、入力遅延は0.08ms、そしてパソコンとの通信頻度を示すポーリングレートは最大8000Hzに対応。これらの数値は、現行のハイエンドゲーミングキーボードと比較してもトップクラス並みの性能だ。
タイピング感については、基板をケースに直接固定せず、ガスケット(緩衝材)を介してマウントする「ガスケットマウント構造」を採用することで衝撃が緩和され、タイピング時に柔らかく沈み込むような独特の打鍵感が生まれる。
さらに、内部プレートには響きのいいFR4素材を使用し、「分割型」のケース構造と組み合わせることで、不要な雑味や反響音を排除。「コトコト」という上品でクリアな打鍵音を実現している。長時間のゲームプレイやタイピング作業においても、耳障りにならず、むしろタイピングが楽しくなるような心地よさがある。
「結城さくなコラボキーボード」を総括すると、これは「ファンアイテムの理想形」であり、同時に「ハイエンドゲーミングデバイスの新たな選択肢」だといえる。
キーボードの価格は3万800円。ラピッドトリガー搭載、アルミボディー、ガスケットマウント、PBTキーキャップといった仕様を考慮すれば、これは市場のハイエンド製品と比較しても安いとすらいえる価格設定だ。結城さくなデザインという唯一無二の付加価値を考えれば、破格といっていいだろう。
結城さくなさんのファンにとっては、彼女のこだわりと魂が宿ったアイテムとして文字通り至高のキーボードとなるだろう。そして、これまでVTuberコラボ製品に興味がなかった純粋なゲーマーにとっても、高いスペックとビルドクオリティーは、食指を動かすに十分な魅力を持っている。
「見た目の可愛さ」と「妥協なき性能」、そして「ファンに届けたい」という想いから生まれた価格設定。これら全てに、結城さくなさんとAMICISが目指した理想が見事に結実しているのだ。
キーボード(3万800円)およびマウスパッド(6000円)は、ともに6月16日までの期間限定で受注販売している。



