ラピッドトリガーもしっかり搭載で価格は3万800円

"ファンアイテム"の皮を被った"本格派"、結城さくなコラボキーボードをチェック

文●Okano 編集●八尋/ASCII

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ファン心理をくすぐる、こだわり抜かれたデザイン

キーボードの外観。カラーやイラストなどぜんぶにコダワリが詰まっている

 製品が手元に届き、まず対面するのはそのパッケージだ。コラボデバイスにおいて、この「開封の儀」は極めて重要な体験となる。今回のデバイスもその例に漏れず、結城さくなさんのキャラクター性を反映した専用デザインの箱に収められている。

専用デザインの箱

 ファンであれば、この時点ですでに高揚感を覚えるだろう。箱を開けると、丁寧に梱包されたキーボード本体と付属品が姿を現す。付属品を収める箱すらかわいく、世界観を損ないたくない意思を感じる。

箱自体も飾りたくなる可愛さだ

 キーボード本体を手に取って、まず驚かされるのはそのずっしりとした重量感と、ひんやりとした金属の感触。本製品は、高級キーボードの代名詞ともいえるアルミボディーを採用している。剛性感はタイピング時の安定性に直結するだけでなく、「いいモノを所有している」という満足感を強く満たしてくれる。エッジの処理や表面のアルマイト加工も非常に丁寧で、かなりの高級感を漂わせる。ポップなデザインとは裏腹に、本気で作られたものであることが伝わってくる。

 本製品を唯一無二の存在たらしめている最大の要因が、随所に施されたギミックの数々だ。まず、背面にある透明なガラスプレートの向こうに、結城さくなさん本人の「複製手書きサイン」が封じ込められているのだ。

背面にある透明なガラスプレート

 そのほかにも、キーキャップの絵柄や彫刻されたワンポイントデザインなど、随所にこだわりが詰め込まれ、デスクに置くだけで結城さくなさんの世界観が広がるようだ。

 指がもっとも触れるキーキャップも、ユニークでかわいらしいフォントやグラデーションで表現されている。専用PBTキーキャップでかすれにくく、耐久性も高いという。もちろん、各キーに設定可能なRGBライティングも搭載する。専用ソフトウェアからエフェクトなどを含む設定が可能だ。

さまざまな場所にイラストが散りばめられている