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ASUS製で容積33Lの「Prime AP201 Tempered Glass ホワイト」採用、ビデオカードはRTX 5070

コンパクトでカッコいいけど大きなケースと比べると自作難易度は高め、でも実はゲーミングPCとしてBTOで買えるよ

2025年06月13日 11時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

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「ZEFT Z55IG」

 机上にパソコンを置く場合、やはりコンパクトなサイズのほうが邪魔にならないのは当然だ。しかし、サイズの制約から性能に妥協したくないと考える人は多いのではないだろうか。そういった人にオススメできるのが、パソコンショップSEVENのゲーミングパソコン「ZEFT Z55IG」だ。

 このZEFT Z55IGは、ケースにASUS製で容積33Lの「Prime AP201 Tempered Glass ホワイト」(以下、AP201)を採用したコンパクトなモデルだ。では、ZEFT Z55IGはどのようなゲーミングパソコンなのか、詳しく見ていこう。

ZEFT Z55IG
https://pc-seven.co.jp/spc/27048.html
価格(税別):32万4800円、価格(税込):35万7280円

ZEFT Z55IGの主なスペック
CPU Core Ultra 7 265F(Pコアベースクロック2.4GHz、Pコア最大クロック5.2GHz)、20コア(Pコア:8/Eコア:12)、Intel Smart Cache 30MB
CPUクーラー CPU付属リテールクーラー
グラフィックス GeForce RTX 5070
メモリー Micron DDR5-5600 32GB(16GB×2)
ストレージ WD Black SN770、1TB M.2 SSD(PCIe 4.0)
マザーボード ASRock「B860M Pro RS WiFi」(インテル B860チップセット)
光学式ドライブ
通信規格 有線LAN(2.5GBASE-T)、無線LAN(WiFi 6)、Bluetooth 5.3
PCケース ASUS「Prime AP201 Tempered Glass ホワイト」
電源ユニット Silverstone「DA850R ホワイト」(定格出力850W、80PLUS Gold認証)
OS Windows 11 Home(64bit)

Core Ultra 7 265F+RTX 5070という構成
高いゲーミング性能が期待できる

 ZEFT Z55IGはCPUにインテルの「Core Ultra 7 265F」を採用。Core Ultra 7 265Fは、Pコアが8基、Eコアが12基の20コアタイプのCPUで、Turboboost適用時のPコアの最大動作クロックは5.2GHzと、ゲーミング用途でも高い性能が期待できる。

 しかも、Core Ultra 7 265FのTDPは65Wと低めで、発熱量もさほど多くない。そのため、ZEFT Z55IGではその冷却にCPUと同梱されている、いわゆるリテールクーラーを採用している。リテールクーラーはさほど背の高さがないため、コストを抑えつつ内部空間も広めに確保できるというわけだ。

CPUクーラーはCPUのパッケージに同梱されている、いわゆるリテールクーラーが採用されている

 組み合わされるGPUは「GeForce RTX 5070」(以下、RTX 5070)で、試用機ではビデオカードにMSIの「GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC」が装着されていた。

 このカードは、ブーストクロックが2542MHzとリファレンスから30MHz引き上げられたクロックアップモデル。GPUクーラーに、TORX FAN 5.0仕様の独特な形状をしたファンを2基搭載し、高い冷却性能と静音性の向上を両立している。

GPU-Z(Version 2.65.1)の実行結果

ビデオカードはMSIのGeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OCが装着されていた。カード長が236mmほどしかない、比較的コンパクトなモデルだ

 マザーボードは、ASRockのインテル B660チップセットを搭載した「B860M Pro RS WiFi」を採用。このマザーボードは、10+1+1フェーズ構成の電源回路を備えるほか、その電源回路にはDr.MOSを採用。

 また、USB 3.2 Gen.2x2対応のType-Cに加え、2.5GBASE-T対応の有線LANと、Wi-Fi 6E対応の無線LANを備える。もちろん、PCI Express x16スロットはGen.5に対応しているほか、Blazing M.2と呼ばれるM.2スロットもGen.5をサポートしている。

背面の様子。インターフェースにはUSB 3.2 Gen.2x2 Type-Cが1基、USB 3.2 Gen.1 Type-Aが3基、USB 2.0が2基用意され、計6基のUSBが利用可能だ

フロントパネルにはUSB 3.2 Gen.1 Type-Cが1基とUSB 3.2 Gen.1 Type-Aが2基用意され、アクセスしやすく使い勝手も良好だ

 このマザーボードは、チップセット周辺にLEDが搭載されているが、ZEFT Z55IGの標準構成で点灯するのはこの箇所だけとイルミネーションは控えめだ。このLEDは、マザーボードの設置ツール「POLYCHROME RGB」から色やイルミネーションを変更可能。

 また、サウンドユーティリティとーとして「Nahimic Audio」が用意されており、高品質なサウンド環境を享受できる。

POLYCHROME RGBを使用することでLEDの設定変更が可能。イルミネーションは常時点灯を含めて16通りが用意されている

サウンドユーティリティ―にはNahimic Audioが用意されている。ヘッドセット接続時にはバーチャルサラウンドも利用可能だ

 ZEFT Z55IGではシステムメモリーとして、容量16GBのDDR5-5600を2枚装着し、総容量は計32GBとなっている。また、SSDはM.2タイプのものを1TB搭載しており、どちらもゲーミング用途で容量と速度ともに申し分ない構成だ。

 なお、試用機ではSSDにはCrucialの「T500シリーズ」が採用されていた。PCIe 4.0に対応したモデルだ。

CrystalDiskInfo(Version 9.6.3)の実行結果

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