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みやさとけいすけの工具探検隊 第88回

「なめた…詰んだ…」を救う救世主、その名も「なめた精密ネジはずし」

2025年06月16日 18時00分更新

文● 宮里圭介 編集●こーのス/ASCII

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●先が欠けたら……ブレードだけ交換できる

 もしもビットの先端が欠けてしまったら、ネジに食い込まず、期待通りの取り外し性能が発揮できません。こうなると買い替えしかないわけですが、ビット+ハンドルのセットは実売1400円前後と少し高いうえ、買い替えるたびにハンドルが増えていくという、ちょっともったいないことになります。

 実は、ビット先端のブレード部分は交換可能。ブレード単体だと実売300円前後(AK-23N-EX)とかなり安くなるため、買い替えるよりも気軽に交換できるのがうれしいですね。

レンチとイモネジもセットになった、交換用ブレード(AK-23N-EX)

ブレードの根元にあるイモネジで固定されているので、これを外すと……

ブレードが引き抜けました。これで安く交換できます

 なお、ビットのサイズは6.35mmの一般的なもの。そのため、汎用のハンドルに挿し込んで使うこともできます。ビットも単体で販売されており(AK-23N-0)、価格は実売700円前後。力がかけやすい、自分好みのハンドルが既に手元にあるというのであれば、このビットだけ購入してもいいですね。

ハンドルのない、ビット単体(AK-23N-0)でも購入可能

6.35mmのビットに対応するハンドルなら、取り付けられます

 ただし、浅くしか挿し込めない場合は、ガタツキやすくなるので気を付けましょう。

 ちなみに、電動ドライバーへの取り付けも可能ですが、押し付けながらゆっくり回すというそもそもの使い方を考えると、絶望的に向いていません。やめておきましょう。

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