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旅の達人が伝える! スマートトラベラーへの道 第99回

Ace ProユーザーのAce Pro 2実機レビュー

旅撮りガチ勢に捧ぐ。Insta360 Ace Pro 2の“静かな革命”を見逃すな!

2025年06月04日 07時30分更新

文● 中山智 編集●こーのス/ASCII

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●進化した録音機能:風切り音対策が大幅改善

 新しい「Insta360 Ace Pro 2」を使ってみて、個人的に気に入ったポイントが3点あります。

 ひとつは撮影時の音声録音に関する機能。本体前面のマイクの前に付属の専用ウィンドガードが取り付けられるようになっています。

編み目のようになっている専用のウィンドガード。ウィンドガード装着時は防水効果がないので、水辺で使うときは同じく付属の水中用ガード(下)に付け替えます

 ウィンドガードは、屋外撮影時に風がマイクに当たったときに発生するノイズを抑えてくれるアイテム。新旧どちらのモデルにも、ソフトウェア的に風切り音のノイズを除去できる「風切り音低減」設定はあるのですが、どうしても音声を編集した変な加工感が残り、特に風切り音が大きいとそれが余計に気になってしまうんですよね。

「風切り音低減」はあるものの、強風時には効果が期待できませんでした

 実際に試してみたところ、専用ウィンドガードの効果はかなり大きく感じました。専用ウィンドガードをつけて「風切り音低減」で撮影すると、Ace Proでは除去しきれなかった風切り音が、「Insta360 Ace Pro 2」ではしっかりと抑えられていて、音声も聞き取りやすくなっています。

2台同時に録画したところ、専用ウィンドガードの効果が大きくて大満足

●USBマイク直結に対応!外部マイク運用が快適に

 Ace Pro 2の音声録音ではもうひとつうれしいポイントがあって、本体のUSB端子にUSBマイクを直結できるようになりました。Ace ProでもUSBマイクは使えましたが、オーディオアダプターの装着が必要でした。それが「Insta360 Ace Pro 2」では不要になるので、使用時の手間が省けるわけです。

3.5mmでの有線接続には引き続きオーディオアダプターが必要です

USBマイクを本体に直結できて何かと便利です

 手持ちのUSBマイクでテストしてみたところ、Ulanziのワイヤレスマイク「AM18」と、ZOOMの「H1essential」では問題なく使えました。

自前のUlanziのワイヤレスマイク「AM18」では使えました。その他、一部ノイズが乗って使えないマイクもありました

USBマイクにもなるZOOMのレコーダー「H1essential」も問題なく使えました!

 さらにUSBマイクだけではなく、Bluetooth接続が可能なマイクにも対応。なので音声対応のワイヤレスイヤホン、いわゆる"Buds"をマイクとして利用可能です。

Bluetooth接続の完全ワイヤレスイヤホン"Buds"をマイクにできる

 この連携機能自体は前モデルにもありましたが、「Insta360 Ace Pro 2」には「デュアルトラック録音」機能が搭載されています。この機能をオンにしておくとBluetooth接続したマイクと、「Insta360 Ace Pro 2」本体のマイク、両方からの音声を録音してくれるというものです。

この「デュアルトラック録音」が新モデルの神機能

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