このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

米国国防総省が採用の脅威インテリジェンスサービスも

“通信は一方向のみ”でセキュリティ強化 OPSWATが重要インフラ保護の新製品

2025年06月02日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

日本市場は4つの業界に注力、着実な成果も

 ザーニー氏、髙松氏は、OPSWATが提供するCIPソリューションの特徴や、日本におけるビジネス戦略も説明した。

 OPSWATが主なターゲットとしている重要インフラ領域は、日本では15業界(米国では16業界)に及ぶ。こうした業界は、高度なスキルを持つ攻撃者のターゲットになりやすく、一方で「IT/OTの融合」「クラウドやIoTの採用」などによってネットワークが複雑化し、防御が難しくなっている。

OPSWATは「重要インフラ」領域のセキュリティ保護に特化している

 OPSWATでは、ストレージ、Eメール、USBメモリなどのリムーバブルメディアなど、IT/OTネットワークのあらゆる“入口”で、厳重に脅威を監視/無害化/排除するMetaDefenderプラットフォームを構成している。「30種類以上のアンチウイルスエンジンによるマルチスキャン」や「180以上のファイルタイプに対応する独自の無害化技術(Deep CDR)」が大きな特徴だ。

IT/OTネットワークへのMetaDefender製品群の組み込みイメージ

MetaDefenderプラットフォームのコア技術

 日本市場では現在、重要インフラ15業界の中でも「公共」「金融」「製造」「社会インフラ(電力、ガス、運輸)」の4業界に注力しており、「いずれの業界でも、注力の成果が出ている」と髙松氏は述べる。

 まず公共分野では、昨年夏時点で「全国自治体の50%超」がOPSWAT製品を採用していたが、現在はそれが65%まで増えているという。また金融業界では、オンライン化が進むネットバンキングやクレジットカードの新規口座開設手続において、顧客から受け取る本人確認書類の画像ファイルなどをスキャン/無害化するために、MetaDefenderが導入されているという。

 製造業では、半導体メーカーや製薬企業などで、知財関連の機密情報を保護するためにMetaDefenderが採用されている。特に、研究所や工場などに持ち込まれるリムーバブルメディアを自動スキャンする、KIOSK端末のニーズが高いという。社会インフラ業界では昨年、電力ISACに加盟しており、グローバル市場で得たさまざまな知見を日本の事業者に提供していきたいとした。

 髙松氏はそのほか、IT/OTの各領域で注力製品を紹介したほか、他ベンダーのセキュリティ製品とMetaDefenderのファイルスキャンエンジンを連携させるソリューションを強化していく方針を示した。

日本市場におけるIT/OTセキュリティの注力製品

■関連サイト

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

アクセスランキング

  1. 1位

    ITトピック

    IT技術者の4割が「5年後のスキル陳腐化」に危機感/働くシニアは多いが「長く働きやすい」環境ではない日本/トークンコストの成果証明は難しい、ほか

  2. 2位

    データセンター

    AIデータセンターの「電力・冷却課題」打破へ シュナイダーが営業・設計・現場を直結する新組織立ち上げ

  3. 3位

    TECH

    二酸化炭素を資源に変える新触媒、新しい合金を電気で合成

  4. 4位

    デジタル

    ヤマハ、RTX1300の「ひかり電話アダプターモード」を解説する無料ウェビナーを10月15日に開催

  5. 5位

    サーバー・ストレージ

    「身代金を払えば復元できる」は過去の幻想――約束を守らない攻撃者と変容するランサムエコシステム

  6. 6位

    ソフトウェア・仮想化

    Microsoft IQとは? AIエージェントが必要とする理由は? マイクロソフトの担当幹部が解説

  7. 7位

    クラウド

    NTTドコビジが「GPUaaS」提供へ 1分単位で利用でき、ハイブリッド構成も可能

  8. 8位

    sponsored

    乱立する文書管理をBoxに統合へ、オークネットは基盤整備で「AIをビジネスの武器にする」

  9. 9位

    sponsored

    ルールは作ったが… 現場の「勝手にAI利用」が止まらない! どうやったら防げた?

  10. 10位

    IoT

    フィジカルAI時代を見据え、NTTドコビジがNaaS基盤を強化 数万台のIoTデバイスをセキュアに管理

集計期間:
2026年09月23日~2026年09月29日
  • 角川アスキー総合研究所