グーグルは5月27日、デスクトップ版のChromeで、脆弱性の修正を含むアップデートを公開した。深刻度「高」を含む複数の脆弱性に対応している。
修正された主な脆弱性は以下のとおり。
深刻度(高)
・CVE-2025-5063:合成における解放後使用
・CVE-2025-5280:V8における境界外書き込み
深刻度(中)
・CVE-2025-5064:バックグラウンドフェッチAPIの不適切な実装
・CVE-2025-5065:FileSystemAccess APIの不適切な実装
・CVE-2025-5066:メッセージにおける不適切な実装
・CVE-2025-5281:BFCache の不適切な実装
・CVE-2025-5283:libvpx における解放後使用
深刻度(低)
・CVE-2025-5067:タブストリップの不適切な実装
修正済みバージョンは、WindowsとmacOSが「137.0.7151.55/56」、Linuxが「137.0.7151.55」。
アップデートは今後、数週間かけて順次展開予定。Chromeの設定から手動でアップデートすることも可能だ。
