マイクロソフトは5月19日、「Windows Subsystem for Linux(WSL)」のオープンソース化を発表した。
WSLは、仮想マシンやデュアルブートを必要とせず、Windowsマシン上でLinux環境を実行できるシステム。WindowsとLinuxの両方を使う開発者に向けたシームレスな作業環境というコンセプトで、当初はWindowsの一機能として、2025年現在はWindows用のストアアプリとして提供されている。
今回のオープンソース化により、ユーザーは今後、ダウンロードしたソースからWSLアプリをビルドしたり、新しい修正や機能を追加したりといった形で開発に参加できるようになる。WSLを動かすためのコードは、GitHubの「Microsoft/WSL」で確認可能だ。
なお、Windowsイメージの一部となっているコンポーネントについては、オープンソース化の対象に含まれていない。
