3年前に比べて3.9倍のトラフィックを処理可能
通常、ネットワーク品質を向上させる際には、まずは人の流れに合わせてアンテナの角度を変えるといったアナログ的な調整から始まる。さらに基地局の数を増やし、使える周波数帯を増やし、最新技術のアンテナを投入することで、品質を上げていく。
今年、ソフトバンクでは、鈴鹿サーキット内に設置された基地局自身が1分ごとに流れているデータ量を把握。基地局が、どの周波数帯にどれだけのユーザーがつながっているかを分析し、空いている周波数帯があれば、そちらにユーザーをつなぎ直すといった処理を施せるようにしていたという。
こうすることで、周波数帯に偏りがなく、安定した通信が実現できるというわけだ。
ソフトバンクでは、これらの対策により、3年前と比較して3.9倍のトラフィック量を処理できるようになったとのことだ。

この連載の記事
-
第262回
トピックス
ソフトバンクとKDDIが“空の救助網” 雪山遭難、ドローンで発見 -
第261回
トピックス
スマホ5G“ミリ波”肩透かし 6Gは“センチメートル波”が鍵に -
第260回
トピックス
ドコモ苦戦 携帯3社、“値上げ”で明暗 -
第259回
トピックス
KDDI、通信品質で再び首位に ドコモとソフトバンクが不満「あの評価基準はおかしい」 -
第258回
トピックス
アドビ、AIで若年層開拓 “映える”画像を作りやすく -
第257回
トピックス
ドコモ経由の“NISAデビュー”増える マネックスか、SBIか、悩ましい選択に -
第256回
トピックス
KDDIドローン事業、9年目で軌道に乗る兆し 無人AIポート運用に成功 -
第255回
トピックス
楽天モバイル“値上げしない宣言”に他社が苦言 「自分たちでネットワークを構築しないくせに」 -
第254回
トピックス
クアルコム「Snapdragon」名称迷走 PC市場での認知施策が課題に -
第253回
iPhone
アップル新型「iPhone」全部比べた オススメはこれ -
第252回
トピックス
アップル「iPhone 17」eSIM専用に? 注目集める - この連載の一覧へ











