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篠原修司のアップルうわさ情報局 第2249回

おなじみクオ氏の予測

アップル「iPhone 18」2nmチップ搭載で消費電力30%減か

2025年04月14日 20時00分更新

文● 篠原修司

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 アップルが2026年に発売するiPhone 18シリーズに搭載されるA20チップは、TSMCの2nmプロセスで製造されるという。アップル関連の著名アナリスト、ミンチー・クオ氏が3月22日にXで伝えた。

 同氏によると、TSMCにおいて2nmチップの試験生産の歩留まりが60〜70%を上回るようになったという。歩留まりとは、シリコンウェハー(大きな円盤状のチップ)1枚あたりから得られる機能チップの割合を意味している。

 なお、A20チップが2nmになるという予測は、約6ヵ月前にクオ氏が初めて発表し、アナリストのJeff Pu氏も今週初めに同様の見方を示していた。以前、A20チップが3nmのままだとするうわさが出たが、これは撤回されている。

 A20チップが3nmではなく2nmになるということは、iPhone 17シリーズに搭載されるA19チップと比較して、より大幅な性能向上と省電力化が期待できる。具体的にはA20チップはA19チップと比較して最大15%高速化し、消費電力は最大30%削減されると報告されている。

 より高性能なiPhoneを求めている人は、iPhone 18の発売まで待った方が良いかもしれない。

 

筆者紹介:篠原修司

1983年生まれ。福岡県在住のフリーライター。IT、スマホ、ゲーム、ネットの話題やデマの検証を専門に記事を書いています。
Twitter:@digimaga
ブログ:デジタルマガジン

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