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AGENが開発の「FiNE-LINK PLUS」で実現

山口県の周防大島町、LINE WORKSで介護事業者の地域ネットワーク構築

2025年03月31日 13時00分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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 LINE WORKSは、山口県の周防大島町が、ビジネスチャット「LINE WORKS」を基に開発された「FiNE-LINK PLUS」を活用し、地域医療・介護事業者間のネットワークを構築したことを発表した。

周防大島町によるFiNE-LINK PLUS活用イメージ

 周防大島町では、町立病院と介護施設における入退院調整など、介護領域の地域連携において課題を抱えていた。現場は電話でのやりとりが多く、煩雑な連絡・調整で業務は逼迫。各事業所への情報周知は、郵送・メールが中心であり、既読確認ができないことや日数がかかってしまうことも連携の障壁となっていたという。

 この課題を解決すべく、同町は、AGENが開発するFiNE-LINK PLUSを採用。同ソリューションは、地域の医療福祉事業所ネットワークをLINE WORKSベースで構築するもので、独自機能などにより福祉サービス連携を効率化して、地域のデジタル化を推進する。

 周防大島町は、FiNE-LINK PLUSを導入したことで、電話がチャットに置き換わり、護事業者との情報共有は即時かつスムーズになっている。資料などを印刷して事務所に届ける必要もなくなり、移動コストも大幅に削減された。書類の提出依頼も、一斉配信機能を利用することで、やりとりが短縮され、印刷費や郵送費も削減できている。

 周防大島町は、近隣他市にもFiNE-LINK PLUSの導入を推進して、地域ネットワークの活用拡大につなげていく意向だ。

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