アロマ生チョコレートを生み出した鎌倉発祥のチョコレートブランド「メゾンカカオ」(創業者:石原紳伍)。2015年創業と歴史は浅いものの、カカオの生産地である南米コロンビアの現地農家と栽培提携し、質の高いカカオをカカオの香りと風味を最大限に引き出す技術を駆使して作ったチョコレートで、今や国内トップブランドに成長した注目のブランドです。
メゾンカカオ https://maisoncacao.com/
テレビ東京の人気番組「カンブリア宮殿」でも「絶品チョコで急成長!100年企業を目指す新興ブランド」として紹介されるなど、その勢いは目を見張るものがあります。そんなアロマ生チョコレートブランド「メゾンカカオ」の都内初となる旗艦店が、昨年12月1日に三菱一号館美術館の目の前、新東京ビル1階(丸の内仲通り)にオープンしました。
丸の内エリアではこれまでも、グランスタ東京 改札内(JR東日本東京駅構内1F 丸の内北口側)にメゾンカカオの店舗がありましたが、新たに丸の内中通りにオープンした「メゾンカカオ 丸の内店」は、アロマ生チョコレートや生ガトーショコラなどを購入できるだけでなく、店内にカフェも設けています。ブランド初となるカフェ併設型のショップなのです。
そんなメゾンカカオ丸の内店の大きな魅力として、店内がアート作品で彩られている点があげられます。カフェスペースの壁に飾られているのは、書家でCalligraphy artistとして有名な中塚翠涛さんがメゾンカカオのために描いた作品です。
中塚 翠涛(なかつか すいとう)
岡山県出身。筆の弾力と墨の無限のグラデーションに美しさを見出し、和紙と墨のみならず、陶器、ガラス、映像など、幅広い手法で独自の表現を追求。
2016年12月にパリ・ルーブル美術館の 地下展示会場「カルーゼル・デュ・ルーブル」で開催されたSociete Nationale des Beaux-Arts 2016では、約300㎡の空間に 書のインスタレーションを 発表し「金賞」「審査員賞金賞」をダブル受賞。
手がけた題字は、ユネスコ「富士山世界遺産」、映画「武士の献立」など多数あり、 2020年大河ドラマ「麒麟がくる」の題字も担当している。
広々とした店内には大きなキッチンを構え、ショコラティエが1点ずつ手作りする彩り豊かなチョコレートスイーツが並びます。中でも注目は時間帯ごとに限定で登場する出来立てスイーツです。繊細な風味と食感にこだわった、丸の内店限定のスイーツが待っています。
アート作品を眺めながら、メゾンカカオ丸の内店舗限定の絶品チョコスイーツをいただけるなんて最高じゃないですか! 自分が座った席からは窓の外に三菱一号館美術館の赤レンガも借景として目に入り、最高の時間を過ごせました。生フォンダンや生ミルフィーユが人気のようですが、個人的には丸の内店で新たに誕生した生モンブランがイチオシです。
MAISON CACAO(メゾンカカオ)丸の内店
住所:東京都千代田区丸の内3丁目3−1新東京ビル1階
営業時間:10:00~19:00
電話番号:03-5962-9488
MAISON CACAO ブランド概要
メゾンカカオの歴史は、創業者である石原紳伍がコロンビアで出会ったカカオのある豊かな日常に触発され、文化都市鎌倉に本店を開いたことに始まります。日本らしい感性とクリエイティビティでこれまでにない美味しさをつくること。そして、ただ美味しいだけでなく、人々の人生を豊かに彩るようなチョコレート文化を日本にも根づかせること。それを実現するために、コロンビアでのカカオ栽培から発酵、焙煎に至るすべての工程に携わり、生産者とお客様が繋がるものづくりを志向しながら、上質なチョコレートづくりをおこなっています。また、持続可能な社会と未来の豊かさの実現のために、カカオ農業や学校の設立を通し、コロンビアの教育活動にも注力しています。
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