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HYTEのY70 Touch Infinite Pandaを採用、ライザーケーブルでビデオカードを縦置き

【ゲーミングPCにおいて最強】目指しX3DとRTX 5090を選択、タッチ液晶付きPCケースに載せたら超カッコよくなった

2025年03月21日 11時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

提供: セブンアールジャパン

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ファン4基搭載のASUS「ROG Astral GeForce RTX 5090 32GB GDDR7 OC Edition」を採用

──RTX 5090搭載カードにはASUSのモデルを採用している理由はあるのでしょうか?

中嶋氏:今回はASUSの「ROG Astral GeForce RTX 5090 32GB GDDR7 OC Edition」を選択しました。ROG AstralはRTX5000シリーズから登場した最上位のブランドで、ROGシリーズ初の4基ファンを搭載しています。カード表側に3基、裏側に1基が搭載されており、強力な垂直エアフロー チャネルが実現し、空気圧が向上ています。結果、優れた熱性能が実現し、GPU の温度が大幅に低下してホットスポットが最小限に抑えられ、これまでにないクロック速度が実現します。ASUSさんによると、4基のファンを搭載しているのはAstralのみという話です。こういった最高の冷却性能は、RTX 5090の消費電力の高さと相まって、お客様の心に刺さるのではないかと考えました。

──ASUS以外のカードを採用する場合もあるのでしょうか?

中嶋氏:はい、MSIさんのカードなどを予定しています。とはいえ、RTX 5090搭載カードは供給状況があまり芳しくありません。ですので、多くのメーカーのモデルを揃えて、お客様にBTOでその中から選んでいただくようになるには、もうしばらくの時間が必要かと思います。

──RTX 5090はかなり消費電力が大きいですが、電源選びはどのようにされたのでしょうか?

中嶋氏:新しいシリーズのビデオカードが発売された際、ビデオカードはいうまでもありませんが、関連してよく伺うのは電源です。定格出力はどの程度必要なのか、選択した電源で余裕があるかというお問い合わせが多いです。ですので、RTX 5090のTGP(Total Graphics Power)は575Wもあるため、電源に関しては定格出力に余裕を持たせる必要があると感じていました。その中で白羽の矢が立ったのが、ASUSさんの「ROG Strix 1200W Platinum」です。この電源は定格出力が1200Wありますし、80 PLUS Platinum認証を取得した高品質なモデルです。さらに最新のATX 3.1規格にも準拠していますので、16ピン補助電源を変換コネクタを使用する必要がありません。今回はお客様に安心して使っていただけるよう、電源に最大限配慮したつもりです。

真重氏:弊社ではいくつかATX 3.0規格の電源を取り扱っていますが、順次ATX 3.1規格に準拠したものへと変更していく予定です。

電源はASUSのROG Strix 1200W Platinum。定格出力1200Wで80 PLUS Platinum認証を取得した高品質モデルだ

──BTOで定格出力が1200Wを超える電源を選べるようになりますか?

中嶋氏:実は今回、ZEFT R60RAのためにラインナップを増やしました。LIAN LIさんの電源で2~3つ、ASRockさんのモデルで定格出力が1650Wと1300Wのものを増やしています。一般的なコンセントの容量が1500Wですので、1650Wは普通の家庭ではフルに活かすことは難しいかもしれませんが、大出力モデルは需要がありますので、それに応えた形です。

──今回ビデオカードを始め、極力ASUS製品で揃えていますがこれは意図してですか?

中嶋氏:ASUSさんの製品は弊社で採用実績が多く、安定性や信頼性は申し分ありません。とくに、ゲーミング用途でROGシリーズは市場での評価も良好で、お客様の人気も高いです。RTX 5090やRyzen 7 9800X3Dを搭載した最高性能のパソコンを目指すのであれば、こうしたROGシリーズを選択したのは自然の流れともいえます。

──今後どのようなマシンを手掛けていくといった構想はありますか?

中嶋氏:もしかしたら過去のインタビュー記事にあるかもしれませんが、ディスプレーを搭載したケースを手掛けたいと考えていまして、このZEFT R60RAでそれが実現しました。直近でまず実現可能な話をしますと、PCI Express 5.0(以下、PCIe 5.0)に対応したM.2 SSDの取り扱いでしょうか。まだ、発熱で不安が残るPCIe 5.0対応SSDですが、最近は熱対策を行なったマザーボードも登場していることもあり、しっかりと検証をしたうえで弊社でも取り扱いたいと考えています。あとは、完全に真っ黒なPCですね。真っ白なパソコンはいくつか手掛けてきましたが、マザーボードやビデオカードのヒートシンクまで黒色の真っ黒なパソコンはまだ見たことがありません。そんな真っ黒なパソコンで白色のLEDを点灯させると割と見栄えがいいのではとも思っています。

真重氏:弊社のお客様は、SSDの速度を気にされる方が多いです。そういったお客様にとっても、PCIe 5.0に対応したSSDは魅力の1つになると考えています。

──ありがとうございました。

真っ黒なBTOパソコンを手掛けてみたいと言う中嶋氏と、PCIe 5.0対応SSDの取り扱いも早々に行ないたいと話す真重氏

価格は150万円前後
最高性能を独特なカッコいいケースで

 2025年3月におけるゲームにおける最高性能を目指す場合、コストを度外視すれば誰しもRTX 5090とRyzen 7 9800X3Dの組み合わせを考えるだろう。このZEFT R60RAはそれを具現化したパソコンで、ケースのY70 Touch Infinite Pandaがその魅力を一段と高めている。価格は税込み150万円前後と、誰しも購入できる代物ではないものの、最高性能を欲する人にとって、このZEFT R60RAは魅力的な1台に仕上がっていることは間違いない。

(提供:セブンアールジャパン)

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