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HYTEのY70 Touch Infinite Pandaを採用、ライザーケーブルでビデオカードを縦置き

【ゲーミングPCにおいて最強】目指しX3DとRTX 5090を選択、タッチ液晶付きPCケースに載せたら超カッコよくなった

2025年03月21日 11時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

提供: セブンアールジャパン

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まさかのHYTEから逆指名
タッチ操作対応のディスプレー付きケースが特徴的

──ZEFT R60RAでは、ケースにHYTEのY70 Touch Infinite Pandaを採用していますが、御社でHYTE製のケースは初採用ですか?

中嶋氏:はい、初めてになります。昨年末になりますが、HYTE側が弊社といろいろ話せないかと代理店に伝えたそうで、連絡をいただきました。日本に事務所などがある海外ブランドであれば弊社を知っていることもあるかと思いますが、そうでないブランドからのこのような話がくるのは珍しいです。

今回HYTEのケースを採用するに至った経緯が少々特殊だと語る中嶋氏

──HYTEから直接指名されるってなかなかすごいですね。

中嶋氏:正直驚いています。近々来日されると伺っているので、お会いしたらまずはそこから聞いてみたいですね。

──HYTEのケースは以前から取り扱う予定はあったのですか?

中嶋氏:以前から知っていましたし、社内で候補に挙がったこともあります。他にあまりないデザインや設計が魅力的ですが、スタンダードから離れている分、メーカーと代理店のサポートがないと運用が難しく見送りました。今回お話しでき、HYTEらしさが満載の「Y70 Touch Infinite Panda」を採用しました。ただ液晶を搭載するのではなく、ガラスのサイズを合わせているところにこだわりを感じています。

真重氏:市場では、ピラーレスケースが流行りではあるのですが、多くのピラーレスケースは、ガラスなどの透明な素材を用い、前面と左側の面を一体化させたデザインを採用していました。これがまさに定番ともいえるスタイルです。ですが、弊社の場合は、他のショップでは手に入らないようなプレミアムなパーツでカスタマイズを施したいというお客様も多く、そうしたお客様は時に、より自作感を感じさせるユニークなケースを求めていらっしゃることがあるように思います。このニーズに応えるためには、少し違ったアプローチでケースを選ばなければならないと感じているところでした。そんな中、液晶ディスプレーを備えたY70 Touch Infinite Pandaはかなり特徴的で、最高性能を求めたゲーミングPCに非常にマッチしたケースではないかと思っています。

最高のゲーミング性能をうたうパソコンのケースとしてY70 Touch Infinite Pandaはマッチしていると話す真重氏

──では、このZEFT R60RA以外のモデルでもBTOからこのY70 Touch Infinite Pandaが選べるようになるのですか?

中嶋氏:はい、そのつもりです。ディスプレーが特徴的なケースですから、以前から気になっていたお客様も多いと思います。ほかのモデルでも、ケースでY70 Touch Infinite Pandaを選べるようにしますので、これを機に選択していただけると幸いです。

──ZEFT R60RAは、かなり個性的なマシンに仕上がっているように感じます。

中嶋氏:ピラーレスのコーナーに14.9インチのディスプレーを搭載している点が最大の特徴ですが、このディスプレーは682×2560ドットの解像度があります。縦に長いサイズですので、普段通りに使用することは難しいですが、XなどのSNSや攻略サイトを表示するサブディスプレーとして活用できるのではないかと考えています。しかも、タッチパネルですので操作性も快適です。

真重氏:この液晶ディスプレーはリフレッシュレート60Hzに対応しているほか、ブルーライト軽減機能などもあります。HYTEさんのオリジナルツール「NEXUS」を使用すれば、ディスプレーにさまざまなウィジェットを表示することも可能です。

──背面の映像出力からこのディスプレーにケーブルで引き回しているのですか?

中嶋氏:はい。DisplayPortケーブルを取りまわしているだけなので、それこそゲーム機やスマホの画面を映すといったことも可能になっています。

背面の様子。USB 4が2つ用意されているほか、USB 10GbpsはType-Aが5つにType-Cが1つ、さらにUSB 5Gbpsが4つと、USBはかなり充実している

ビデオードのDisplayPortから液晶ディスプレー用に1本のケーブルが背面から内部に伸びているのが確認できる

──Y70 Touch Infinite Pandaの冷却面について何か特徴はありますか?

中嶋氏:このケースは、エアフローを重視した設計で、トップパネルから排気する構造になっています。そして、ボトムからの吸気を直接グラフィックスカードに当てることができますので、RTX 5090のようなハイエンドモデルを活用するのに適したケースだともいえます。

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