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スモールビジネスのセキュリティ対策はSKYSEAクラウド版で始めよう 第3回

始めやすいは嘘じゃない SKYSEAクラウド版を情シスがレビュー

これなら使える SKYSEAクラウド版は悩める情シスの救世主だった

2025年03月13日 09時00分更新

文● 大谷イビサ 編集●ASCII 写真●曽根田元

提供: Sky

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 Amazonから購入できるクライアント運用管理ソフトウェア「SKYSEA Client View M1 Cloud Edition」。前回の記事では、成田デンタルの現役情シスに導入までを試してもらったが、今回は実際に運用機能のチェック。果たしてSKYSEA Client View M1 Cloud Editionはスモールビジネスのユーザーの課題を解消できる製品なのか?

資産管理はさすが Web閲覧やUSBメモリの利用も細かく設定できる

 前回の導入編では試用をお願いした成田デンタルの概要やSKYSEA Client View M1 Cloud Editionの導入までを紹介した(関連記事:1人情シスのみなさんに代わって、AmazonでSKYSEAを買ってみました)。今回もシステム課の澤一成さんを中心に、スペースプランの佐藤孝一さん、元システム課所属で今はデジタル推進室 室長として全社のDXを主導している吉原大騎さんに実際の運用に関して聞いてみた。

 まずはSKYSEA Client Viewの基本となるIT資産管理機能。PC名やOSのバージョン、利用しているアプリケーション、ネットワーク設定など端末の情報をネットワーク経由で収集してくれる。「Excelや紙の台帳と違って、SKYSEAを使えば、端末の情報を一文字も入力しなくても、管理・収集できます。ここはSKYSEAの便利さを感じるところです」と澤さんも語る。

詳細な管理まで可能な資産管理の画面

 続いてSKYSEA Client View M1 Cloud Editionで試したのは、様々なPC操作を制御できる「アラート設定」だ。「設定」メニューの「アラート設定」で、未起動期間の長い端末などを検知できる「資産アラート」、ウィンドウタイトルや実行ファイルを指定してアプリケーションの利用を制限できる「アプリケーションアラート」、Webのアップロード/ダウンロード/閲覧を制限できる「その他アラート」などが選べる。今回は、「その他アラート」の「Web閲覧」を選択。

 特定のURLやアラートキーワードのブラックリスト/ホワイトリストを作成し、禁止と端末通知を設定すればOKだ。「端末で通知が出ると、従業員も業務PCであることを意識します。端末の把握だけでなく、情シスの管理下に置けるというのは、SKYSEAならではと感じました」と澤さんは語る。

キーワードを設定できるブラックリスト機能

 もう1つ試したのは、USBメモリの管理。こちらは「資産管理」の「デバイス管理」で設定できるのだが、デバイスごと、デバイスの種類ごとで、「使用可能」「読み取り専用」「使用不可能」などを細かく設定できる。「禁止した設定でUSBメモリを挿してみると、一瞬ダイアログは出るのですが、論理的に抜いたのと同じ状態になります。読み取り専用のときは、ファイルをドラッグ&ドロップしても反応しません。管理が意図した、正しい挙動をしてくれます」(吉原さん)。

細かい設定が可能なUSBメモリの管理

 今回の検証であまり利用しなかったのはログ。「なにかあったときの保険の意味合いがあるので、何もなければあまり使わないかもしれません」(佐藤さん)とのこと。とはいえ、すべてのPCのログを月単位でダウンロードでき、クラウド上に1年間保存されるので、情報漏えい対策としてのログの保存やトラブルシューティングの際は役に立ちそう。「一般の社員がWindowsのイベントビューアーを読み解くのはなかなか難しい。検索条件も複数選択できて気軽にチェックできるのはありがたいですね」と吉原さんは語る。

情報漏えい対策やトラブルシューティングに役立ちそうなログ

シンプルなユーザーインターフェイスに好印象 サポートも的確で速い

 澤さんの評価が高かったのはM1 Cloud Editionのシンプルな管理コンソールのインターフェイスだ。確かにクラウド版のSKYSEA Client Viewの管理コンソールは、「ダッシュボード」「資産管理」「ログ管理」「設定」の4つのメニューだけ。日々の運用はアラートや資産情報の確認や、OS、ウイルス対策ソフト、Webブラウザ、SKYSEAなどのバージョン管理ができるダッシュボードを見ておけばよい。

PCの状態が一目で把握できる管理コンソール「ダッシュボード」

 SKYSEA Client View M1 Cloud Editionのもう1つのメリットは、付帯する5時間のサポート。マニュアルも充実しているが、初期設定や運用時の困りごとがあれば、躊躇なくサポートを利用すればよい。今回試用をお願いした成田デンタルでも、さっそく使ってみたという。

 問い合わせたのは「部署の作り方」。初期設定では「ネットワーク全体」の配下に「所属未定」しか用意されていなかったので、部署を追加しようと考えたが、操作がわからなかった。そのため、Skyのサポートにさっそく問い合わせてみたが、「すぐに回答が来ました」(澤さん)という。結果的には、「設定」-「運用設定」で「部署一覧の編集」で追加すればOKだったという。

 このような感じで今回のレビューにおいて2~3回問い合わせたが、ほぼ5分以内で回答が戻ってきたという。「他社に比べたら、電話もつながりやすいし、サポートの品質はすごく高いと思います。混み合っていても、メールで対応してくれるし、回答も的確。M1 Cloud Editionのシンプルさなら、5時間あれば十分です」と澤氏は評価する。

結論的には「非常に満足」 運用ではセキュリティ意識の向上もセットで

 では、成田デンタルの管理部からすると、結局M1 Cloud Editionはどうなのか?導入の流れに関しては、若干辛口のコメントもあった澤さんだが、「結論から言うと、非常に満足しています」と語ってくれた。必要十分な機能を持っているのはもちろん、特にユーザーインターフェイスの評価が高かった。いくら機能がすごくても、使いこなせなければ意味がない。その点、始めやすいという点はスモールビジネスにとってとても大きなメリットだ。

成田デンタル 幕張本社 シニアコーディネーター 澤一成さん

 一方で、重要なのはツールのみに頼らず、運用で従業員のセキュリティ意識を上げていくことだという。「最新のセキュリティ対策を導入しても、ゼロデイ攻撃や標的型攻撃を防ぎきるのはなかなか難しい。では、どこで守れるのか?と思ったら、やはり従業員の操作です。その意味でツールの導入とともに、ITやセキュリティのリテラシーを向上させることがセットで必要になると思います」と澤氏は語る。

 吉原さんは、「スモールスタートの場合、従業員に周知せず、管理を開始するという例もあるかもしれません。でも、資産管理や情報漏えい対策のために、SKYSEAを導入するという旨を従業員に事前に周知して使うべき。きちんとアラートが出ますので、セキュリティの意識を上げてもらうのがオススメです」とアドバイスをくれた。

成田デンタル デジタル推進室 室長 吉原大騎さん

 資産管理に関しては、会社独自の資産管理番号や入手経路などもフィールドとして追加できるので、それぞれの管理方法にあわせてカスタマイズすることも可能だ。「資産管理のリストは外資系のソフトだとかなり見にくいので、SKYSEAはさすがに優れていますね」と佐藤さんは語る。

スペースプラン 佐藤孝一さん

 澤さんは「端末を把握したい、管理したいというニーズに特化し、必要な機能が凝縮されている印象を持ちました」とまとめてくれた。とはいえ、なにより重要なのは、自社のニーズにきちんと合っているかを確認すること。SkyのWebサイトからも評価版の申し込みができるようになっているので、ぜひ試してもらいたい。

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