GeForce RTX 50シリーズまとめ 第4回

TGPは575Wだけど、SDGsを意識したデザイン？

GeForce RTX 5090 Founders Edition開封の儀、12V-2x6変換ケーブルは6＋2ピンが4系統

2スロットでも存在感のあるRTX 5090 FE

前世代は型番の刻印が裏面中央に大きく入っていたが、RTX 5090 FEは中央付近に控えめに入っている

カード裏側に露出しているヒートシンクのフィンをよく見ると、中央がすり鉢状に凹んでいる。なんらかの効果を期待してのものなのか、単なるデザインなのかは不明

RTX 5090 FEおよびRTX 5080 FEはDouble Flow Throughデザインになり、冷却ファンはカードの同じ面に配置されるようになった。カード中央にX字状の意匠を入れ込むのはGeForce RTX 30シリーズからの伝統である

裏面。カード前方のフィンから向こうが透けて見えるのがわかるだろうか？　RTX 5090 FEの基板はカード中央1/3程度の部分に収まっている

映像出力端子側には一切の通気口がない。パネルの裏にはDisplayPortコネクターなどを支える出力端子専用基板が入っている

補助電源端子は16ピンだが、より新しい12V-2x6仕様である。同じ16ピンでも12VHPWRを採用したRTX 4090はここが溶けるというトラブルが出ることもあったが、果たしてTGP 575WのRTX 5090では対策ができているのだろうか？

カードエッジ部分。PCI Express 5.0（Gen 5）仕様のため、ゴールドフィンガーが直線ではなくアルファベットの「T」や「n」が逆さになったような形状になっているものがある。同様の構造はインテルのArc B580などでも見られる形だが、あちらはカードエッジだけの仕様であり、GPU自体はPCI Express 4.0（Gen 4）接続である

　パフォーマンスレビューが公開できるのはもう少し先の話である。RTX 5090 FEはPCゲーミングにどんな驚きをもたらしてくれるのだろうか？

筆者の作業はこれからである。果たしてどんな結果が飛び出すか……？

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