実は飛行機も自由に飛んでいるのではなく、路線によって使用する「航空路」が決まっており、基本的には搭乗する便によって左右どちらの窓から富士山が見えるか、概ね決まっています。さらに、問い合わせが多いのか、いくつかの航空会社の公式サイトでは、富士山がどちら側に見えるかが、Q&Aで紹介されています。
天候状況などによっては、かならずしも同じ航空路になるとは限りませんが、上記のサイトでチェックしてから、富士山の見えるほうの窓側を指定すればオーケー。
●航空路がわからない場合は、フライトレーダーで調べよう
もし富士山がどちら側に見えるか公開していない航空会社を使用する場合は、民間航空機の現在位置やフライト情報がチェックできるサービス「Flightradar24」を使って調べるのがオススメです。Flightradar24で搭乗予定の便名を入力すると、過去のフライト情報(無料版は1週間ぶん)が閲覧でき、どのルートをフライトしたかが地図上で確認できます。この情報を参考にして、左右どちら側を選べば良いか判断するというわけです。
またFlightradar24でルートをチェックしておけば、離陸何分後くらいに富士山付近を通過するかも事前に確認しておけるので、うっかり寝てしまって見逃したというミスも防げます。
ちなみに(これは当然ですが)、翼の真横や翼近くの席は、翼やエンジンが邪魔になって富士山が見えにくいことがあります。機体の大きさにもよりますが、前方や後方のほうが富士山は見やすい席になっています。また窓側でも「窓なし席」があったりするので、座席指定する際は注意です。
空から雄大な富士山を眺めたいと思ったら、上記の方法を使って富士山が見えるサイドの窓側席を指定しましょう!
この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama)
世界60ヵ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。
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