サーバーワークスは、2024年10月23日、「出戻り入社(アルムナイ)」のITエンジニアを対象とした調査の結果を公表した。
出戻りエンジニアに、現在の会社は何回目の入社か質問したところ、2回目が37.1%、3回目が34.3%、4回目が26.7%と、3回入社しているエンジニアも多いという結果となった。
再入社にあたり、「自分から積極的にアプローチしたか」、「会社側から打診があったか」という質問には、自分からアプローチしたエンジニアの方が75.2%と割合が高く、アプローチの方法としてとった行動は、「直接つながっていた従業員と連絡をとった」が50.5%と最も多かった。
再入社において、「他社での経験が活かせているか」という質問には、「とてもそう思う」の回答が39%、「まぁまぁそう思う」の回答が52.4%と、約9割以上が他社での経験が出戻りで活きていると感じている。再入社の決め手についても、「即戦力として活躍できるから」(48.6%)が、2位の「すでに会社の中を知っていて働きやすいから」(37.1%)を上回った。
また、退職前と比較した再入社後の年収については「上がった」とするのが46.7%、「変わらない」は42.9%と、出戻りで年収が上がったエンジニアの方が多く、役職については「上がった」が35.2%、「変わりがない」は54.3%と、3人に1人は役職も上がっている。
加えて、再入社して良かったか尋ねたところ、「とてもそう思う」が40%、「まぁまぁそう思う」が53.3%と、9割以上が、再入社して良かったと同意している。
サーバーワークスは、「働き方ラボ」を立ち上げ、エンジニアを中心とした働き方に関する調査を手掛けている。今回の調査は、一度退職した会社に再入社したことがある20歳以上のITエンジニア105名を対象に、2024年9月に実施された。