環境保護のために、俺たちに何ができる? 「TOKYO GX ACTION BEGINNING~知るから始まる脱炭素~」レポート
生命活動で生まれる電子を電気に変換
土の中の微生物だけで光らせるライト、意外と明るくて実用的だ!
電気を使わずに光る電灯が意外と明るい
電灯、ライトって、普通はコンセントにつないだり、電池を使ったりして光らせますよね。
ところが、グリーンディスプレイの「botanical light」という製品は、コンセントにつなぐ必要もなく、電池も不要です。
じゃあ、なぜ光っているのか? というと、それは土中の微生物が生命活動をする中で発生する微弱な電子を使うからなのです。
ごく簡単にメカニズムを説明すると、酸素がない環境でも生存でき、土中で暮らしている嫌気性の微生物は、活動に必要なエネルギーを得る際に土中の有機物を分解します。
有機物を分解する際に発生する電子を、土中に埋め込んだ回路のアノード(+極)に渡し、その電子が回路を通じてカソード(−極)に移動する際に電気が発生するという仕組みです。
botanical lightは、ここに植物を加えることによって、微生物にとってより快適な環境を構築しているものですね。
この技術は10月13日、14日に有楽町の国際フォーラムで開催されている「TOKYO GX ACTION BEGINNING〜知るから始まる脱炭素〜」で展示されていますが、実際に目にしてみると、意外にも(?)明るい。暗い室内を明るく照らすほどの光量ではないのですが、夜間の電飾として商業施設などに設置するには十分な明るさに見えました。
全世界の電飾がbotanical lightに置き換わったら、温室効果ガスの削減効果は相当なものになるだろうなー、などと考えた日曜日でした。
TOKYO GX ACTION BEGINNING〜知るから始まる脱炭素〜
DAY1:2024年10月13日(日)11:00〜19:00
DAY2:2024年10月14日(月・祝)10:00〜17:00
開催場所:東京国際フォーラム ホールE
入場料:無料
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