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みやさとけいすけの工具探検隊 第59回

面倒臭がりな私たちは強度3.5倍のカッターを味方につけよう

ドライバーや缶のフタ開けもできる、めちゃ強いカッター「ドラフィン L560」に驚いた!

2024年10月14日 18時00分更新

文● 宮里圭介 編集●こーのス/ASCII

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 開梱作業から材料の切り出し、削り作業までこなせる便利な「カッター」。紙や木材はもちろん、ベニヤ、樹脂、薄い金属板などの加工にも使えるため、誰もが持っている道具といっても過言ではありません。

 とくに工具として向いているのは、18mm以上の幅のある大型刃を採用し、グリップが持ちやすい形状になっている大サイズのもの。本体がしっかりしているため力をかけやすく、定番の工作となっています。100円ショップでも売られているので、文房具用に小サイズ、工作用に大サイズと揃えている人も多いことでしょう。

 カッターは使用頻度が高いため、手が届く範囲に置いておくことが多いですが、ここでちょと困った問題が。そう、本来の切ったり削ったりではなく、別の用途に使ってしまうことがあるんですよね。

●ついつい「やってしまう」ことありませんか?

 特にやりがちなのが、隙間に入れてひねったり、こじったりという用途です。具体的に何かというと、缶のフタを開けるとか、ネジを回すといったこと。もちろん、カッターの刃をそういう用途で使うと折れ飛んで危険なので、やりません。本体の"金属部分"を使うのですが、これがまた、カッター本体の先端部分がいい感じに平たく、使いやすそうに見えるんですよ。ちょうど「やってしまった」カッターが手元にあったので、参考までに。

「やってしまった」カッター。先端が曲がって開いてしまっているのがわかるでしょうか

 この先端の開きやねじれ、傷が、ねじ回しとして使ったり、隙間をこじ開けるときに使った形跡。これはカッターが悪いのではなく、あくまで使用者側の問題。ドライバーを取り出すのを面倒くさがった結果です。

 しかし裏を返せば、こういった用途に耐えられる強度がカッターの先端にあればいいのではないか……? とも思うわけです。

 実は、すでにそういうカッターは存在します。それが、TAJIMAの「ドライバーカッター」(実売価格556円)。これは、1mm厚の金属ホルダーを採用し、しかも、先端に焼入硬化が施されているというもの。ドライバー並みの硬度となっているため、曲がったりねじれたりすることなく力をかけられます。

 今回は、このドライバーカッターをさらに進化させた、「ドラフィン L560」(実売価格770円)を紹介しましょう。なお、標準では替え刃が1枚も付属していないため、「替刃大 凄刃黒/10枚入り」(実売価格285円)も購入しました。

「ドラフィン L560」と「替刃大 凄刃黒」

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