パソコンならでの高解像度、高画質でゲームをプレイしたり、ゲームプレイなどを録画配信したり、音楽を楽しんだりといったさまざまな用途に、自分の好みでマシンを組み立てられるPC自作。あれこれ考えながら、パーツを選定するのは楽しいが、ある程度の知識が必要になる。
※写真はイメージです。実際に使用するパーツとは異なります
そんなパーツ選びは、YouTubeの動画を参考にして構成するのも良いが、パーツショップの店員に勝るものはない。ゲームやクリエイティブ作業といった用途に、LEDで魅せるPC、静かなPCなど、さまざまなPC構成の相談を受け、その場で提案しているからだ。そこで、秋葉原の主要パーツショップ店員におすすめの自作PCの構成（レシピ）を毎月お届けしていこう。
”パーツ選びには自信がない”、”最新のパーツ構成で組みたい”、”いまどんな構成が良いのか検討がつかない”などといった人に、是非参考にしてもらいたい。
期待度大の”モンスターハンターワイルズ”もターゲットに！
ゲーム最強CPU搭載のゲーミングPCを組む
秋の夜長にプレイしたい注目のゲームタイトルが目白押しとなっている。一例を挙げると、孫悟空をモチーフにした「黒神話：悟空」、PC版の「ファイナルファンタジー XVI」、シリーズ最高傑作「SILENT HILL 2」のリメイクに、アトラス期待の「メタファー：リファンタジオ」、「ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン」、生まれ変わったHD-2D版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」、前作から4年、グラフィックなどが強化された激重タイトル「マイクロソフト フライトシミュレーター 2024」などがそれだ。
そんなゲームタイトルのなかでも、期待度、注目度ともに高いのが「モンスターハンター ワイルズ」だ。発売は2025年2月とまだまだ先だが、秋葉原のパーツショップでは”ワイルズ”をターゲットにしたビデオカードの買い換えを相談する人が増えている。そこで今回のレシピは、秋葉原パーツショップのなかでも、ゲーマースタッフが多いパソコンショップ アークに相談。”ワイルズ”の推奨スペックをボーダーラインに、この秋冬おすすめのゲーミングPCレシピを提案してもらった。
銀座線末広町駅そばにあるパソコンショップ アーク。ゲーマーのスタッフが多い
BTO PC「arkhive（アークハイブ）」の一部は、同店組み立ての”メイドインアキバ”になる
PCパーツだけでなく、ゲーム推奨BTO PCや、ゲーマースタッフが提案のBTO PCが充実しているところも魅力だ
今回のレシピは、同店ゲーマースタッフの寺崎直義さんが考えてくれた
ゲーム特化CPUとGeForceで構成
ゲームに特化したCPU「Ryzen 7 7800X3D」を組み合わせているのが、本レシピのポイントだ。特化CPUのメリットはゲームタイトルで異なるが、AMD 3D V-Cacheテクノロジーによる大容量キャッシュメモリーで、多くのタイトルで快適なゲームプレイに欠かすことのできないフレームレート（fps）を引き上げられる。ゆえにゲーミングPC自作の鉄板CPUのひとつに挙げられるのだ。
Ryzen 7 7800X3Dは、8コア/16スレッドを搭載する。ゲームだけでなく、RAW現像、動画編集、エンコードもスムーズに行なえる
ゲーミングPCの性能を左右する大事なビデオカードには、GeForce RTX 4070 SUPERを組み合わせた。さすがに、GPU負荷が非常に高い「マイクロソフト フライトシミュレーター 2024」では画質や解像度を選ぶことになるが、定番ゲーム「エーペックスレジェンズ」を、リフレッシュレート144Hz駆動対応ゲーミングディスプレーで楽しめる性能を備えている。
この秋冬発売されるタイトルはもちろんだが、来年発売の”モンスターハンター ワイルズ”も、グラフィック「中」設定でフルHD（1080p)/@60fps（フレーム生成使用）の推奨要件を余裕でクリアーしているので安心だ。
GeForce RTX 4070 SUPUER搭載ビデオカードには、安価なPNY製の「GeForce RTX 4070 SUPER 12GB VERTO OC Dual Fan」を選択した
GPUクーラーには2基のファンを備え、GPUをしっかりと冷却。長時間のゲームプレイ時も安心できる。3年間のロング保証も魅力だ
2025年2月発売の”モンスターハンター ワイルズ”も楽しめるゲーミングPC自作のレシピだ
| 取り付け工程がラクなパーツで構成したゲーミングPC | ||
|---|---|---|
| CPU | AMD「Ryzen 7 7800X3D」 （8コア/16スレッド、最大5GHz） |
7万9800円 |
| CPUクーラー | サイズ「MUGEN 6 Black Edition SCMG-6000DBE」 （空冷、サイドフロー、120mmファン×2） |
6980円 |
| マザーボード | ASUS「TUF GAMING B650-E WIFI」 （AMD B650、ATX） |
2万1980円 |
| メモリー | Crucial「Crucial Pro DDR5-5600 32GB KIT CP2K16G56C46U5」 （16GB×2、DDR5-5600） |
1万2580円 |
| SSD | Crucial「T500 1TB CT1000T500SSD8JP」 （NVMe 1TB SSD、PCIe4.0×4） |
1万2680円 |
| ビデオカード | PNY「GeForce RTX 4070 SUPER 12GB VERTO OC Dual Fan VCG4070S12DFXPB1-O」 （GeForce RTX 4070 SUPER、12GB GDDR6X） |
9万7790円 |
| PCケース | Antec「P20C」 （ミドルタワー、ATX） |
1万1480円 |
| 電源ユニット | MSI「MAG A750GL PCIE5」 （750W、80PLUS GOLD） |
1万2980円 |
| ケースファン | ARCTIC「P12 PWM」 （120mmファン） |
980円 |
| OS | マイクロソフト「Windows 11 Home」パッケージ版 | 1万7980円 |
| 総額（税込） | 27万5230円 | |
※価格は10月6日店頭調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。
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