マイクロソフトは8月13日、Windowsにユーザーが何もしなくてもリモート攻撃される脆弱性があることを公表した。深刻度は「緊急」で、すでに悪用された可能性もある。2024年8月の月例アップデートで対策がなされたため、特段の理由がない限り、アップデートの適用が推奨される。
●深刻度「緊急」
・CVE-2024-38063:Windows TCP/IPのリモートでコードが実行される脆弱性
本脆弱性は通信に関連したもの。攻撃者が特別な細工を施したIPv6パケットをターゲットのWindowsマシンに何度も送信することで、リモート攻撃が可能になるという。
IPv6を対象とした攻撃手法のため、Windowsの設定でIPv6利用を無効化している場合は攻撃を受けない。基本的には前述のアップデートの適用が望ましいが、難しい場合は応急処置として、IPv6を無効化するとよさそうだ。