部屋が狭い日本家屋仕様になったピラーレスケース、自作初心者にもオススメ!
ピラーレスだがコンパクト、価格もお手頃なCORSAIRのPCケース「3500X」が完成度高い!
2024年08月07日 11時00分更新
背面にファンを取り付ける場合はラジエーターの向きに注意
電源ボックス上のファンとケーブルも干渉気味
なお、実際に組んでいる際に2つほど注意点が見つかった。1つは水冷CPUクーラーの向きだ。といっても、これは背面にファンを取り付ける場合のみの話になるが、チューブが背面側にくるように設置すると、背面ファンに干渉してファンが止まることがあった。もし背面ファンを取り付けるのであれば、チューブは前面側に来るように設置したほうがよさそうだ。
また、電源ボックスうえのファン×2と、USB 3.2ヘッダー用ケーブルが少し干渉していた。結果的には接続できたので問題はなかったが、少し強引にケーブルを曲げる必要があったので、ケーブルボックス上にファンを装着する場合は注意が必要だなと感じた。こちらは、マザーボードのサイズや裏配線マザーボードを採用することで解決しそうだ。また、ケーブルボックス上のファンを×2にしなければ問題はないのだが、見た目的には2基あったほうがいいので、こだわりたい人は気を付けたほうがいい。
自作は終盤、ビデオカードを取り付ける。ここまでくるとドリブル松永も少しは慣れてきていて、序盤の緊張感もなく取り付けることができていた。完成したマシンの電源を入れてみると、すべてのファンがキレイに点灯した。ドリブル松永は「光り方めっちゃきれいですね。自分で組んだ分、よりきれいに感じます」とのこと。
全体的な感想を聞いてみると「CPUクーラーのラジエーターの向きとか、装着する順番で手こずることはありましたが、思ったほどではなかったです。ただ、このケースとiCUE LINKじゃなかったら、もっと時間がかかっていたんですよね? そう考えると、初回の自作がこれでよかったです」と話していた。
ドリブル松永に説明しながら私も自作しているところを見ていたが、ピラーレスとしては比較的コンパクトなサイズながら、ツールレスで両サイド、フロント、天面のパネルが取り外せるため、かなり組み立てやすそうに感じた。とくにフロントのガラスパネルを取り外せることで、作業スペースが広がるのはかなりありがたい。
また、マザーボード裏からケーブルを通すスペースも多く確保されていて、各所から必要なケーブルをしっかりと通せるというのもポイント。そのほか、面倒なフロントパネルの端子もまとめられていて、自作初心者にとってもかなりありがたい仕様になっていると思えた。