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みやさとけいすけの工具探検隊 第48回

おかげで自宅で加工できるようになりました

木材を真っ直ぐ切れる! ノコギリが苦手な人の救世主「ソーガイド」

2024年07月08日 18時00分更新

文● 宮里圭介 編集●こーのス

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簡易作図ツールも無料で使える

 手動でカットとなるため、大量の木材を加工するのはかなり疲れますが、電動ノコギリに頼らず、直角や真っ直ぐの切断ができるようになるというのがメリット。

 2×4材の加工だけなら安価な箱型のガイドを使うのもいいですが、ズレにくく、多くの木材に対応できるという点で勝っています。とくに板材の直線が切れるというのは、ノコギリ下手の人にはうれしいポイントです。

 電動工具のような大きな騒音もないので、集合住宅に住んでいても気軽に木工にチャレンジできるというのもいいですね。

 なお、無料の会員登録が必要となりますが、簡単木工作図ツールの「もでりんクラウド」も用意されているので、図面を書くのが苦手という人はぜひ活用を。作例が多数アップされているほか、図面から木取り図を自動生成してくれて、どんな材料をどう切ればいいのかまで教えてくれるので、非常に便利ですよ。

以前はWindows用のソフトでしたが、今はWebアプリになりました

新製品は「ソーガイド・エフ 鋸セット」

 今回紹介したセットは、直角と直線、水平45度、傾斜45度のカットができるというもの。なお、このスタンダードな「ソーガイド 鋸セット」は2021年頃には既に販売が終了しており、流通在庫のみとなっています。

 今から購入するなら、角度が45度固定ではなく、45度以内で自由に設定できる「ソーガイド・エフ 鋸セット」(実売価格8000円前後)がいいでしょう。とくに、角度にこだわりたいならこちらがオススメです。

「ソーガイド・エフ 鋸セット」は角度調整用のゲージが付属

 このほか、傾斜45度カットはできないものの、直角と直線、水平45度のカットが可能な「ソーガイド・ベスト 鋸セット」(実売価格6000円前後)という後継製品もあります。こちらはコンパクトになっているうえ、ピッチの異なる2種類の替え刃が付属するようになっているため、木材に合わせて切りやすくなっているのが特徴です。

「ソーガイド・ベスト 鋸セット」は角度調整用のゲージが付属

 基本的な使い方はどれも大きく変わりませんから、好みのものを選ぶといいでしょう。

●お気に入りポイント●

・しっかりしたスタンド

・画面内で長さが測れる

・別ソフトでも表示できる

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この記事を書いた人──宮里圭介

 PC系全般を扱うフリーランスライター。リムーバブルメディアの収集に凝っている。工作が好きだが、最近あまり時間が取れないのが悩み。

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