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Core i5に16GBメモリーと性能もしっかりな「THIRDWAVE DX-R5」をチェック

10万円以下、Wi-Fi 6やHDMIなど仕事で「これはほしい」がしっかりあるシンプル15.6型ノートPC

2024年06月26日 11時00分更新

文● 八尋 編集●ASCII

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「THIRDWAVE DX-R5」

 仕事で使うノートパソコンで重要視したいのが、性能と価格のバランスだろう。ゲーミングパソコンのようなハイエンドなパーツは必要ないが、Officeソフトを使った作業やテレビ会議をする際の動作は快適であってほしい。加えて、超ハイエンドではないぶん、予算はそこまでかけたくはない。

 サードウェーブが販売するスタンダードパソコンブランド「THIRDWAVE」から登場した、15.6型ノートパソコン「THIRDWAVE DX-R5」は、まさにそういった用途にピッタリではないかと思える1台だ。

 9万9800円からという10万円以下で購入でき、Core i5-1335U、インテル Iris Xeグラフィックスを搭載。メモリーも8GBではなく16GBと、ウェブブラウジングの際に複数のタブを開いたり、軽く写真編集したいといった用途にも使える性能となっている。

 今回は、THIRDWAVE DX-R5の外観や使い勝手について紹介しよう。

試用機の主なスペック
CPU Core i5-1335U(最大4.6GHz)、10コア(Pコア:2、Eコア:8)、12スレッド
グラフィックス インテル Iris Xe グラフィックス
メモリー 16GB(8GB×2)
ストレージ 500GB SSD(M.2接続/NVMe対応)
内蔵ドライブ
通信規格 ギガビットイーサネット、Wi-Fi 6 AX201(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.2
インターフェース USB 3.2 Gen2×2、USB 3.2 Gen2 Type-C(DisplayPort Alt Mode映像出力対応、PD非対応)、HDMI 2.1、マイク入力・ヘッドフォン出力共用端子、有線LAN端子、microSDカードリーダー
内蔵カメラ HD Webカメラ
サイズ/重量 およそ幅359.4×奥行236.8×高さ19.6~20.3m(高さ・ゴム足含む)mm/1.7kg
OS Windows 11 Home(64bit)

天板にロゴがないシンプルデザイン
自宅・会社・カフェなど場所を選ばず使える

背面にメーカーロゴがなく、とてもシンプルなイメージで使いやすい

 THIRDWAVE DX-R5のカラーは、シルバーで統一されている。通常天板にはメーカーのロゴがあしらってあるのだが、本機にはそれがなく、とことんシンプルさにこだわったデザインになっている。

 自宅や会社だけでなく、カフェといった外出先で使う際にも、悪目立ちしないのがいい。15.6型なので、フットプリントは359.4×236.8mmとそれなりに大きいが、高さが19.6~20.3mmと薄いので、リュックなどに入れる際にあまりかさばらなくてすむ。重さは約1.7kgなので、モバイルノートパソコンと比べると重いが、持運べなくない重さにとどめている印象だ。

厚さはおよそ19.6~20.3mm。前面中心には指をひっかけられる凹みがあり、ディスプレーが開きやすくなっている

背面もインターフェースを設けずいたってシンプル

 ディスプレーはフルHD(1920×1080ドット)で、ノングレアパネルを採用している。スタンダードノートパソコンとしては標準的で、ノングレアなのでグレアと比べると映り込みが少なく光沢のある目が疲れにくい。また、上と左右のベゼルが狭いのもスタイリッシュさが増していい。

ディスプレーはフルHDでノングレアと標準的

 なお、ディスプレー上部にはHDのWebカメラも備わっているので、別途カメラを用意することなくテレビ会議も可能だ。

Wi-Fi 6準拠で有線LANも使用可能
フルサイズのHDMIですぐに外付けディスプレーに接続!

 メールのやり取りやウェブブラウジング、動画視聴といった普段の作業には、ネット回線が必要だ。本機の場合は、Wi-Fi 6に準拠した無線LANに対応しているので、高速かつ安定した無線接続が可能となっている。加えて有線LAN端子もあるので、自宅では有線LANで、会社では無線でといった使い分けも可能だ。

 インターフェースは、右サイドにmicroSDカードスロット、USB 3.2 Gen2 Type-C、USB 3.2 Gen2、HDMI 2.1を、左サイドに電源端子、有線LAN端子、USB 3.2 Gen2、マイク入力・ヘッドフォン出力共用端子が備わっている。

右サイドにmicroSDカードスロット、USB 3.2 Gen2 Type-C、USB 3.2 Gen2、HDMI 2.1を備える

左サイドに電源端子、有線LAN端子、USB 3.2 Gen2、マイク入力・ヘッドフォン出力共用端子がある

 仕事で使いたいマシンだけあって、先述の有線LAN端子のほかフルサイズのHDMI出力もあるのはうれしいポイント。会社の外付けディスプレーに出力して会議やプレゼンを行なうといった際に、HDMIケーブルがそのまま接続できるのは便利だ。

 なお、USB 3.2 Gen2 Type-CはDisplayPort Alt Mode映像出力にも対応している。帰宅後外付けディスプレーから伸びているType-Cケーブルを接続してすぐに作業といったことも可能だ。

 キーボードはテンキー付きとなっている。私はゲーミングであればテンキーは必要ない派だが、仕事向けとなると話は別。Excelや経費精算時、電卓アプリなどで数字を打ち込む際には、テンキーがあったほうが便利に感じる。特にExcelで表計算をする必要がある場合は、テンキーのありなしで結構使い勝手は変わるのではないだろうか。

キーボードはテンキー付きなぶん、エンター横の文字キーや右シフトのサイズは小さくなっているが、実際にタイピングしてみるとあまり使わないキーなので、そんなに気にならなかった

 キーボード自体はテンキーがあるのでそのぶん小さくなっているキーはあるが、頻繁に使う文字キーやスペース、右シフト、エンターといったキーのサイズはしっかりと確保されている。実際に使ってみたが、すぐに慣れることができた。

ちなみに純正のACアダプターが小さい。持ち運ぶ際にありがたい

シンプルで使いやすい仕事用パソコンを、10万円以下でゲットしよう

 THIRDWAVE DX-R5は、シンプルな外観でカバンに入れてもかさばらない厚さかつ、持運びも視野に入る重さで、自宅・会社・外出先で使いやすい1台となっている。10万円以下とリーズナブルな価格ながら、Wi-Fi 6のほか仕事に役立つインターフェースも搭載しているなど、しっかりとビジネスで使って便利と思える仕様になっているのも魅力といえるだろう。

 次回は、THIRDWAVE DX-R5の性能についてチェックしていく。

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