仕事で使えるビジネス版LINEである「LINE WORKS」の連載では、アカウント作成の基本からビジネスシーンでの活用術、便利なTipsなどを紹介していく予定。第135回は、LINE WORKSの最新バージョン4.0について紹介する。
LINE WORKSがメジャーアップデートした。「あたらしいLINE WORKS、はじまります。-もっと便利に、快適に、スマートに-」というテーマで、豊富な機能を備えるため複雑に見えていた画面をよりわかりやすく、使いやすくしたほか、ダークモードにも対応。サービス通知機能がブラッシュアップされるなど、見どころもいっぱいだ。
サービス開始から早7年。ビビッドなカラーパターンやグリーンのアイコンに見慣れてしまっているが、ここで総合的なデザインを見直すことになった。カラーパターンはやや彩度を落として柔らかな印象になった。機能アイコンはデザインを大きく変更。複数の色を使用し、より直感的に内容が伝わるようになっている。フォントはブラウザ版に先行して適用されており、Pretendardフォントが採用されている 。
トークの通知が1つの画面に集約された
これまでトークで来ていた通知が来なくなって驚いた人もいるかもしれない。実は、サービス通知専用のチャンネルを新設し、そのチャンネルに全ての通知が届くようになったのだ。
従来は、通知をサービスごとに確認できず、通知を読むために該当のトークルームを開く手間がかかっていた。これからは、ホームの右上にあるベルの形のアイコンをタップし、「サービス通知」を開くと、まとめて通知が確認できる。また、カレンダーやアンケートなどの機能ごとに絞り込み表示もできるので、多数の通知が来ていても目当ての通知がみつけやすくなった。
項目をタップすれば、詳細や設定画面、回答画面にジャンプできる。さらに、プッシュ通知からも直接そのサービスに移動できるなど、ユーザーが楽に操作できる工夫が凝らされている。
タスク機能でタイトル設定やカテゴリー分類が可能になった
タスクを作成する際、タスクタイトルと詳細な内容の両方を登録できるようになった。例えば、件名は「8月シフト作成」、タスク内容は「学生バイトの夏休み考慮。高橋さんと鈴木さんは予定を再確認」のように設定できる。Todayウィジェットやカレンダーには、タイトルで表示されるため、見にくくなるということもない。
カテゴリーを作成し、タスクを分類することも可能。右上のタスク追加ボタンをタップし、カテゴリー名を入力する。例えば、シフト関連のタスクをまとめるなら「シフト」、経費申請などのタスクをまとめるなら「経理」などとしておけばいい。
新たにタスクを追加すると「未分類のタスク」に分類されるので、目当てのカテゴリーにドラッグすれば移動できる。また、カテゴリーの横にある「︙」メニューから作成すれば、そのカテゴリーに登録される。
ダークモード対応など細かい使い勝手があちらこちらブラッシュアップ
ダークモードにも対応した。スマートフォンの設定に従い、ダークモードの配色で表示できるようになったのだ。単に暗くするだけでなく、適切なコントラスト比や視認性にもこだわっており、目に優しくなっている。スマートフォン設定とは別に、LINE WORKSアプリだけで設定を変えることもできる。
他には、従来はスマートフォンアプリで他の人のトークを長押しすると全文をコピーできたが、部分コピーができなかった。そのため、一度コピーしてから削除し、必要な部分だけを残すといった手間がかかっていたが、バージョン4.0ではこの部分コピーに対応。より便利に使えるようになった。
見え方が変わったので、最初は戸惑うことがあるかもしれないが、全体的に使いやすくなっている。すぐに慣れると思うので、まずは触ってみよう。
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