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マウスコンピューター初のChromebookの実用度は高し! サブマシンや普段使いにピッタリなタフネスPC

文●ジャイアン鈴木 編集●ハイサイ比嘉

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児童が床に落とすことを想定して高さ75cmからの落下試験を実施、IP4xの防塵規格にも適合の11.6型Chromebook

 義務教育を受ける生徒にひとり1台の学習用PCを整備するGIGAスクール構想のために、多くの教育現場でChromebookが採用され、広く普及した。今回レビューする11.6型「Chromebook U1-DAU01GY-A」もその流れを汲んだPCで、マウスコンピューター初のChromebookとなっている。

 そのためChromebook U1-DAU01GY-Aは、学習用PCとしてある意味ハードに使われることを前提に設計されているうえ、タッチ操作やペン操作にも対応している。携帯性も高いので、サブマシンとして活用したり、お子さんや家族の普段使いのマシンとしてもピッタリだ。今回は主にChromebook U1-DAU01GY-Aの使い勝手にスポットを当てて、実機レビューをお届けしよう。

マウスコンピューターの「Chromebook U1-DAU01GY-A」。児童が学習机の卓上など使うことを想定して、75cmの高さからじゅうたんへの落下テストを実施済み。IP4xの防塵規格にも適合している

試用機の主なスペック
製品名 Chromebook U1-DAU01GY-A
ディスプレー 11.6型(1366×768ドット、グレア)、10点マルチタッチ対応、スタイラスペン(筆圧検知4096段階/傾き検知60度)対応
CPU インテル「N100」(4コア/4スレッド、最大3.40GHz)
グラフィックス インテル「UHD グラフィックス」(CPU内蔵)
メモリー 8GB×1(LPDDR5-4800)
ストレージ 64GB eMMC
無線機能 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5
Webカメラ 前面:100万画素、キーボード上部:500万画素(オートフォーカス、10×10 QRコード読取対応)
駆動時間 約10時間(Google指定の測定法で計測)
インターフェース USB 3.0 Type-A×2、USB 3.0 Type-C×2(PowerDelivery/DisplayPort Alt Mode対応)、microSDメモリーカードスロット×1、ヘッドホン出力/ヘッドセット×1
サイズ/重量 幅292×奥行204×高さ21.3mm/約1.43kg
OS ChromeOS
直販価格 6万9850円から

ディスプレーが360度回転し、ノートPCスタイルとタブレットスタイルのどちらでも活用できる

 Chromebook U1-DAU01GY-Aは、ディスプレーが360度回転可能な2 in 1型PCだ。ノートPCモード、タブレットモード、テントモードと用途に応じてさまざまなスタイルに変形できる。複雑なヒンジ機構を備えつつも、サイズは292×204×21.3mm、重量は約1.43kgを実現。毎日軽快に持ち運べるサイズ、重量だ。

 ディスプレーは11.6型FWXGA液晶(1366×768ドット、グレア)を採用しており、10点マルチタッチやスタイラスペンにも対応。サウンド機能としてはステレオスピーカー、デュアルアレイマイクを装備。デュアルアレイマイクは指向性を備えているので、話者の声を明瞭に捉えられるのがメリットだ。

ディスプレー上部には約100万画素カメラを内蔵。リモート学習やリモート会議に利用できる

ブラウジングやノートとして利用する際にぴったりな「タブレットモード」。理科の授業や宿題向けに屋外で草花や昆虫を撮影するときには、タブレットモードにしてキーボード上部のカメラ(後述)を対象物に向ける

ハンドフリーで動画視聴を楽しむのに適した「テントモード」

 ボディーは強化プラスチック製で、学習机などからの落下を想定した75cmの落下試験をクリアー。理科の授業や宿題向けに草花や昆虫を撮影する際に公園など屋外に持ち出すことも考慮されており、IP4xの防塵規格にも適合している。このタフネス性能は、学校だけでなく、オフィスや家庭で利用する際にも安心感につながるはずだ。

天面、キーボード面、底面は強化プラスチック製。梨地加工が施されており、手脂などの汚れが目立ちにくい

底面には大型のゴム足、ステレオスピーカーを配置。ゴム足は通常のものより大型、しっかりと固定されている

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