"プチ移住"気分も味わえる
海外旅行は仲間とAirbnbでアパートを借りると、安くて楽しくて美味しい! その理由は
2024年06月05日 07時30分更新
ホテルとは違ういくつかの「民泊」ルール
というわけで、部屋も広く快適で、なおかつ海外で暮らすように滞在できるため、長期滞在にはピッタリのアパートメントタイプですが、利用するにはいくつか注意点があります。
まずはホテルと違うため、フロントがありません。滞在中になにかお願いしたりする場合は、部屋のオーナーとやりとりする必要があります。とくに厄介なのがチェックイン時間です。
大抵、日中午後が指定されており、基本的にはアパートメントの前でオーナーと待ち合わせをしてチェックインとなります。早朝や深夜の時間外のチェックインはNGか、別途料金がかかかることも。なので自分は現地深夜着の場合、別途ホテルを1泊だけ予約して、翌日からアパートメントタイプの宿に移動するようにしています。
フロントが無いということは、チェックイン前後に荷物を預かってもらうこともできません。通常のホテルなら、チェックイン前後に大きな荷物を預かってもらい、部屋が使えるまで、もしくは次の移動まで軽装で動けますが、アパートメントタイプだとそれが厳しくなります。
その場合は、コインロッカーや、以前、本連載でも紹介した荷物預けのマッチングサービス「Radical Storage」などを活用しましょう。
部屋の掃除や備品の補充はどうする?
1ヵ月などの長期利用は別として、部屋の掃除サービスは基本的にありません。オーナーにお願いすることもできますが有料となります。さすがに1週間も複数人で生活するとゴミも増えて散らかってきますので、自分である程度の掃除は必要です。またリネン類やタオルの交換もありませんので、気になる人は自分で洗濯する必要があります。
トイレットペーパーなどの消耗品が切れた場合、これもオーナーに連絡すれば持って来てもらえますが、筆者の場合はめんどうなので、足りないときは自分で購入しています。
また、予約時のベッド数にも注意が必要です。ダブルベッドを"2つのベッド"とカウントするオーナーも多いので、友だち同士でベッドを分けたい場合は、掲載されている部屋の写真をよくチェックし、実際のベッド数を確認しておきましょう。また追加のベッドがソファーベッドの場合もあります。
以上、普通にホテルへ宿泊するケースとは違ったハードルはあるものの、メリットも多いアパートメントタイプの宿泊。どこかの都市1ヵ所にどっしりと滞在する旅行を考えているなら、是非一度試してみてください!
この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama)
世界60ヵ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。
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