サムスンのお手軽スマホと呼べるGalaxy Aシリーズの2024年モデル「Galaxy A55 5G」が日本でも5月30日発売になります。ディスプレーは6.6型、チップセットにExynos 1480、カメラは5000万画素の広角と1200万画素の超広角、500万画素のマクロを搭載。フロントカメラは3200万画素とバランスの取れたスペックです。
Galaxy A55の姉妹モデルがインドに存在
このGalaxy A55 5Gには姉妹モデルとも呼べる製品が海外で販売されています。スペックは若干異なるものの、モデルの数字は同じ「55」。インドで販売されている「Galaxy M55 5G」は6.7型ディスプレーにSnapdragon 7 Gen 1を搭載、カメラは5000万画素+800万画素+200万画素で、Galaxy A55 5Gよりスペックダウンしています。一方で、フロントカメラが5000万画素なのはセルフィー文化の国向けのモデルならではでしょう。
このGalaxy M55 5Gにはさらに派生モデルがあり、同じくインドで発売になる「Galaxy F55 5G」と中国向けの「Galaxy C55 5G」が存在します。どちらも基本スペックはGalaxy M55 5Gと同等。しかし外観が異なるのです。
この2つのモデル、背面はレザー風の仕上げで高級感を出しています。インドより先に発売になった中国では1999元(約4万3000円)で販売されていますが、同じ価格帯の他社のモデルと比べても、本体の質感はかなり上質です。カラバリは2色あり、オレンジモデルは側面フレームがゴールドになっています。
ブラックモデルは青いステッチを両端に入れたデザインとなっており、スーツにも合いそうなシックかつモダンな外観。オレンジモデルとはイメージが大きく異なります。
サムスンは以前、GALAXY Note 3にこの革張り風デザインを採用していました。「革製の高級ノート」を思わせる外観に仕上げていたわけです。その後も革風デザインはありましたが、ステッチ入り仕上げは約10年ぶりでしょうか。
Galaxy A55 5Gよりスペックはやや落ちるものの、Galaxy F55 5G/Galaxy C55 5Gの外観は大きな魅力があります。ハイエンド以下のモデルは特徴が出しにくく、デザイン面での差別化も必要です。今後、サムスンは同様の革張り調モデルを増やしていくと思われるので、日本への投入も期待したいですね。
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