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ドコモ、腕時計型になったキッズケータイと簡単設定で高齢者にも安心な見守り製品を発表

2024年03月08日 10時00分更新

文● スピーディー末岡

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ウェアラブルのキッズケータイと
端末いらずの見守り製品が登場

 今日8日、ドコモは子ども向けケータイの新モデル「キッズケータイ コンパクト SK-41D」と、デジタル近居サービス「ちかく」を発表した。先行して開催されたメディア向け体験会では、すでに発売中のARグラス「Rokid Max」も含め、3モデルを体験できたので紹介する。

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ウォッチ型になったキッズケータイ
「キッズケータイ コンパクト SK-41D」

 キッズケータイ コンパクト SK-41Dは、これまでのいわゆるケータイのようなフォルムから大幅に変化。なんと、ウェアラブルスタイルになった。腕時計型なので、一度身につけてしまえば落とすこともないし、小さいので目立たない、ベースはAndroidだが機能が制限されているので、操作ミスが少ないとったメリットがある。また、バンドは取り外し可能なので、着せ替えもできるし、ストラップをつけて本体のみを首からぶら下げることもできる。

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スマートウォッチのようなデザインになった

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防犯ベル機能はないが、SOSボタンがついた

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背面にセンサーがあるのも、スマートウォッチっぽい

 防水防塵対応で、ディスプレーは破損でも鋭利にならないアクリル製。GSPも内蔵されているので、子どもがいる位置を把握でき(イマドコサーチの契約が必要)、+メッセージアプリを使って直接やり取りも可能。保護者のスマホと連携しておけば、キッズケータイ コンパクトを身につけているかどうかも確認できる。eSIM対応(4G)なので、Wi-Fi環境下でなくとも通信が可能だ。

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充電方法はこちら

 ディスプレーは1.6型有機EL(320×360ドット)。本体サイズは約45×41×14.3mm、重さは39g(バンド含)。メモリーは1GB、ストレージは8GB、バッテリーは542mAh、MIL規格の耐衝撃に対応する。カラバリはラベンダーとブルーの2色が用意されている。

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ストラップをつけて首からぶら下げることもできる

 発売時期は今夏以降、価格は未定。

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親の在室がひとめでわかり
そのまま話しかけられる「ちかく」

 独居高齢者が増加し、2040年には約900万世帯となる見込みの日本。コロナ禍で孤独死が増加したこともあり、一人暮らしをしている親が心配な人も増えている。とはいえ、高齢者にスマホやタブレットを使ってもらうのも難しい。操作が覚えられない、そもそも必要ないなど、高齢者の親世代は拒否反応を示すことも。とはいえ、子世代も親が電話に出てくれない、体調を崩していないか、倒れていないかなどの心配や悩みを抱えている。

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 そんな課題を解決すべく開発されたのが「ちかく」だ。本体にSIMが内蔵されているので、新しくインターネット回線を開通させたりWi-Fiを設置する必要がなく、HDMIでテレビと接続するだけで親の様子を確認でき、テレビ電話も可能。親側に置いた端末はシンプルなリモコンでの操作、子側はスマホのアプリで操作と役割が完全に分かれている。

 アプリでは在室確認だけでなくテレビ電話を発信したり、何かあると通知が来るようになっている。テレビ電話はあまり凝った機能はないが、写真を共有する機能があるので、孫の写真を見せながら会話する、なんてことも可能だ。また、親が「ちかく」を置いた部屋で過ごしている場合は、端末の内蔵カメラで起床・就寝時刻、睡眠時間、在室履歴を記録し、アプリでチェックできる。

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黒い部分にカメラと赤外線のセンサーがある

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背面もシンプル。インターフェースはHDMIとUSBと電源端子のみ

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リモコンもボタン数がすくなくシンプルに。これなら高齢者も敬遠しなさそうだ

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スマホ側では専用アプリを入れて使う

 ちかくを導入する場合は専用の料金プランへの加入となるが、1ヵ月180分の無料テレビ電話料金が含まれる。また、180分以上になった場合でも、音声のみの通話はできる。

 サービス開始は4月中旬以降。価格は3万円台を予定しており、月額利用料は1980円。

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テレビ電話のイメージ

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写真共有機能があるので、お互い写真を見ながら話せば会話が弾むかも

215インチ級の大画面が目の前に!
「Rokid Max」+「Rokid Station」

 昨年12月に発売されたばかりのARグラス「Rokid Max」。装着すれば50度の視野角と215インチ(6m先想定)の大画面スクリーンが目の前に現れる。基本的にはスマホを装着して使うのだが、オプションのRokid Stationを使えばAndroid TVで動くアプリならすべて体験できる。

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ARグラスの「Rokid Max」

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5000mAhのバッテリーを搭載したRokid Station

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Android TVが組み込まれているので、スマホなしでも使える

 メガネユーザーにはうれしい近視補正ダイヤル付きで、メガネを外してもピントを合わせることが可能。

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近視補正ダイヤルでメガネをかけなくてもピントを合わせられる

 価格はRokid Max単体だと5万9800円、Rokid Stationとのセット「Rokid AR Joy Pack」は8万4800円で発売中。

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