新生活を始める若者、気にするのは「対面回避」と「スペパ」
UQコミュニケーションズは、今春から初めて一人暮らしをする予定の18歳~29歳の男女を対象に、新居選びや引っ越し準備、理想的な居住空間などに関するインターネット調査を実施した。
その結果、新居選びの過程で、半数以上の回答者がオンラインでの入居申し込みや入居手続きができることを重視しており、インターネット回線工事のために人が自宅に入ることに「抵抗感がある」という回答が目立つなど「対面回避」志向であることがわかったという。
また居住空間においては、モノを減らし、空間を効率的に使う「スペパ(スペースパフォーマンス)」の高い生活空間をつくろうとしていること、 8割以上の回答者が、「コンセント周りをスッキリさせたい」と考えていることもわかった。
なるべく人に会いたくなく、モノも減らしたい
結果を詳しく見ていこう。対象者は2024年春から、初めて一人暮らしを始める予定の全国の18歳~29歳の男女553人。そのうちおよそ64.7%以上は「インターネット回線の契約を検討したい」と回答しているが、さらにそのうち61.7%は「回線工事で人が自宅に入ることに抵抗感がある」と回答している(「まあある」と「かなりある」の合算)。
学生も社会人も、インターネットを活用する機会は多いから、インターネットの回線を用意したいとは考えるものの、その過程で、見知らぬ人が自宅に立ち入ることには抵抗を感じるという傾向があるようだ。気持ちはわからなくもない。
「スペパ」についてはどうか。回答者全員に「新居をスッキリさせるために行いたいこと」をたずねたところ、最も高い回答率は「モノを減らす」で、61.5%という結果に。ほかには、「家具・インテリアを統一する(51.9%)」という回答が過半数になり、「隠す収納(39.6%)」「配線を隠す(36.7%)」なども上位に挙がった。
これらの傾向を合わせて読み解くと、できるだけモノを少なくし、かつ、効率的に空間を利用しようとしている=スペースパフォーマンスにこだわる回答者が多いことがわかる。