これは一風堂ではなく、パラレルワールドの一風堂なのでしょう。
セブンプレミアム「名店ジャンク 一風堂」
セブン-イレブンが「セブンプレミアム 名店ジャンク 一風堂豚骨ヌードル」を1月30日より全国で販売開始しました。
「名店ジャンク」シリーズは、2023年12月に登場した「セブンプレミアム 名店ジャンク すみれ味噌ヌードル」からスタート。
世の中には本格感をうたったカップ麺が増えていますが、あえて逆張りで、名店の味を“ジャンク”にする。そんなテーマが伝わるシリーズです。
「セブンプレミアム 名店ジャンク 一風堂豚骨ヌードル」
1月30日発売
213.84円
今回は、言わずと知れた博多生まれたの有名店「一風堂」とのコラボ商品。パッケージには「雑うま」などと書かれています。ざ、雑うまって……。
セブン-イレブン公式サイトの商品説明によると「一風堂の原点である白丸のスープをベースに背脂やポークオイル、焦がしラードオイルのジャンク感ある味わい」とのこと。はたして実際はどうなのでしょう?
ジャンクな一風堂を食べてみた
お湯を注いで湯戻し3分。付属の「焦がしラードオイル」は食べる直前に入れます。
時間になって蓋を開けると、強烈な香りが漂います。おお、さっそくジャンクな雰囲気。
豚骨の香りに、にんにくの香りも混ざっているような(原材料にはにんにくとは書かれていません)。ともかくインパクトあります! 豚骨ラーメンのカップ麺は珍しくありませんが、他にはないレベルのパンチある香り。例えば、会社で食べようとすると、間違いなく周囲からチラ見されるはず。
しかも、それで終わりではありませんでした。仕上げの「焦がしラードオイル」を入れてみたところ……、わ、わ、わ! ものすごいことになりました。あえていいましょう、ラードくさいです。
ラードとは豚の背脂のことで、豚骨以外でもラーメンによく使用されています。今回“焦がしラード”とあるように、あえてラードの特徴的な香りを引き出しているようです。この香り、“くさい”けどクセになるんです……!
直接は関係ないのですが、北海道旭川ラーメンで知られる「蜂屋」は焦がしラードが特徴的な名店なのですが、そこを思い出しました。訪れたことがある人はピンときたのでは。
一風堂というと、濃厚で上品な豚骨ラーメンというイメージがあったものですから、食べる前から“香り”に驚かされました。
パンチのある味がヤミツキに!異次元すぎる一風堂
気になる味は!?
うおおおおお、強烈。ひと言で言うと“雑味が多い豚骨”と言えるでしょうか。原材料には、ポーク調味料、豚油、粉末しょうゆ、チキン調味料、しいたけ調味料、紅しょうがなど様々な名前が連なります。それらが混在している感じ。
まさに、上品とは対極のジャンクな味! トロリと粘度があるくらい濃くて、こってりとしていて、ちょっと罪悪感を感じる味。
頭を空っぽにしてかっ込みたくなる……!
麺はカップヌードルなどに近い細麺。柔らかい麺なので、食べていくうちに水分を吸っていきます。スープの味が強烈なので、もう少ししっかりした麺がほしいとなと感じるかもしれません。
そこも含めて“ジャンク”ということで納得。ブタメンなどの延長線にあるおやつカップ麺としていただくと、ちょうどよさそうです。容量も82gと、昨今よくある丼型のカップ麺などと比べて食べやすい量ですから。
あっという間に食べきってしまいました。ジャンク最高! ヤミツキになりそうです。
飲み物を用意してから食べよう
本家の本格感とは違ってある意味チープ。だからこそ、童心に戻って本能のままにかっこみたくなる、ストレス解消にも打ってつけのジャンクカップ麺でした。
もし一風堂の味を期待して食べると「違う!」となってしまいそうなので、あくまでいつもの一風堂と切り離して、「一風堂風味のジャンクなラーメンが食べたい」という時によさそう。
味が濃いので、食べているうちに、飲み物が欲しくなります。必ず水やお茶は用意しておいたほうがいいですよ。また、途中にも書いたように、香りはかなり強いので、周囲の環境も気にしたほうがいいかもしれません。
濃厚で寒い冬にも温まる一杯。ぜひ!

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