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アップル「Vision Pro」発売日にCopilot搭載「Microsoft 365」が利用可能に

2024年02月01日 12時05分更新

文● @sumire_kon

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visionOS版Teamsの利用イメージ

 マイクロソフトは1月31日(現地時間)、「Microsoft 365」アプリのvisionOS版を2月2日(現地時間)よりApp Storeで提供すると公表した。

AIアシスタント「Microsoft Copilot」に対応

Microsoft Copilotロゴ

 Apple Vision Pro向けに提供されるのは、 「Word」「Excel」「PowerPoint」「Outlook」「OneNote」「Teams」「Loop」の各アプリで、いずれもAIアシスタント「Microsoft Copilot」に対応。

 テキストや音声入力でCopilotへ指示することで、AIによる文章の下書き、編集、要約やデータの分析と探索、新しいプレゼンテーションの作成といった機能を利用できる。

Vision Pro版独自の機能も

 Word、Excel、PowerPoint、Teamsには、visionOS版独自の機能や、visionOSの機能と組み合わせることで強化される機能もある。

 Wordでは作業に集中できる「フォーカスモード」を搭載。Vision Proの「イマーシブ環境」と併用することで、作業中に気を散らすものを遮断して、文書の確認や作成により没頭することが可能だ。

visionOS版Wordの利用イメージ

 Excelでは複雑な数式や表をすばやくグラフ化し、ExcelとVision Pro双方の機能を活用したデータの分析、操作、可視化に対応。グラフやチャートを他のドキュメントやTeamsのチャットへ簡単に移動することもできる。

visionOS版Excelの利用イメージ

 PowerPointでは同アプリ用のカスタムイマーシブ環境を用いることで、本番で聴衆を前にプレゼンテーションしている状態に近い感覚で、プレゼンテーションの練習をすることが可能だ。

visionOS版PowerPointの利用イメージ

 会議ツールのTeamsでは、ビデオ通話時にVision Pro本体に隠れてしまう自身の本物の顔を再現し、通話相手の画面に表示できる「ペルソナ」機能を搭載。ほかにも、3Dコンテンツのプレビューや共有、チャットでの立体感と奥行のある絵文字やリアクションの使用、TeamsのLoopコンポーネントを使った共同作業や反復処理などに対応する。

visionOS版teamsで立体感のある絵文字リアクションを利用する様子

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