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単一指向性でスーパーカーディオイド採用、内蔵型ショックマウントを搭載

ロジクールGからダイナミックマイク「Yeti GX」登場、環境ノイズをとことんカットしゲーマー向けに特化

2024年01月18日 16時00分更新

文● 八尋 編集●ASCII

「Yeti GX」

 ロジクールは1月18日、ゲーミングデバイスブランド「ロジクールG」初となるゲーミングマイクの新製品として、ダイナミックマイク「Yeti GX」とコンデンサーマイク「Yeti Orb」を発表した。2月15日に発売予定で、価格はYeti GXが3万280円、Yeti Orbが8690円。

Blue Microphonesの音響技術を踏襲
従来のYetiシリーズは生産終了へ

Blue Microphonesの音響技術を踏襲した、ロジクールG初のゲーミングマイク。従来のYetiシリーズは生産終了となる

 Yeti GXとYeti Orbは、Blue Microphonesの音響技術を踏襲したマイクだが、従来のBlue Microphonesブランドの「Yeti」「Snowball」シリーズは今後生産終了(Snowballはすでに生産完了)予定とのこと。そのため、両製品はロジクールGの新製品となる。

 今後はBlueMicrophonesとロジクールGのゲーミング技術を融合させた製品を展開予定で、 Blue Microphones単体の技術については、今後「ロジクールG HUB」内で使用できる「Blue VO!CE」機能のみが残るのだという。

ゲームプレイ中の会話に最適なダイナミックマイク
遮音性が高いスーパーカーディオイドを採用

 マイクを購入するにあたって、コンデンサーマイクかダイナミックマイクか迷う人もいるだろう。コンデンサーマイクは構造上もともとの感度が高く、小さな音や繊細な音まで収録することが可能なため、楽曲収録などに向いている。

コンデンサーマイクとダイナミックマイクの違い

 ダイナミックマイクは、コンデンサーマイクほど感度が高くなく、マイクの近くやマイクの目の前のみなど、特定の範囲の音を収録するのに向いている。Yeti GXはダイナミックマイクで、特定の範囲の音の収録向き。そのため、マウスやキーボードの音などは拾うことなく声のみを拾うので、ゲームプレイや配信向けのマイクに最適というわけだ。

感度による用途の違い

 加えて、一つの方向からの感度が高い単一指向性なのに加え、カーディオイドよりもマイク正面のピックアップ角度が狭く、側面の遮音性と後方への感度が高めの「スーパーカーディオイド」を採用。これにより環境ノイズの遮音性にも優れている。

Yeti GXは「スーパーカーディオイド」を採用

 さらにYeti GXは内蔵型ショックマウントを搭載。マイク自体やデスクを叩いても、その衝撃音はカットされる。こういった技術により、雑音をできる限りカットし、声のみをクリアに届けることができるのだという。

直感的に操作できるスクロールホイールとミュートボタンを搭載

 本体には、マイクの感度を調整できるゲインコントロール用のスクロールホイールを搭載。ちなみにこちらは、ショックマウンドが作動してノイズをカットしているときに赤く光るので、ノイズが発生していることが目視でわかる。加えて、スクロールボタンの下には物理ミュートボタンを配置。こちらもミュートがRGBライトでわかるので、間違ってミュートしていたという誤動作が防止できるのもポイントだ。

 なお、底面とGのマークはLIGHTSYNCに対応しており、ロジクールG HUBからカラーやエフェクトが選択できる。そのほか、前述のBlue VO!CEも使用可能。有効化すると、リアルタイムでノイズを除去してくれるほか、音量レベルも均一化して高い音声品質を実現してくれるという。なお、場合によってはDiscordやZOOMといったツールのノイズ抑制機能と干渉する場合があるかもしれないので、Blue VO!CEをオンにする際はほかのノイズ抑制機能はオフにしておいたほうがいいとのことだ。

Blue VO!CEも使用可能

Yeti GXの主な特徴

 Yeti Orbは、単一指向性のカーディオイドを採用するコンデンサーマイク。Blue VO!CEのノイズリダクション機能を利用することで、環境音をキレイにカットしてくれる。ゲーム向けマイクとしてはエントリー向けの製品だ。GのロゴマークはRGBライトに対応しており、ロジクールG HUBからライト調整も可能だ。

Yeti Orb

Yeti Orbの主な特徴

 両製品とも接続はUSB Type-C(マイク側)to USB Type-Aで、マイクスタンドが標準で付属している。Yeti GXには汎用のスタンドやアームにも対応するアダプターも同梱する。

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