Threadripper対応マザボやAM5対応ベアボーンキットなど一挙発表

2024年01月10日 11時30分更新

文●ASCII

　ASRockは1月9日、CES 2024にて最新のマザーボードやベアボーンキット、ビデオカードやゲーミングディスプレーを発表した。

　マザーボードでは、AMD Ryzen Threadripper PRO 7000 WXシリーズプロセッサーに対応した「WRX90 WS EVO」を発表。Slim-SASおよびMCIOなどのサーバーグレードのストレージ拡張やデュアル10Gbps LAN、BMCをサポート。ハイエンド・ワークステーションとしてコンテンツ作成、動画レンダリングなどに適した製品となっている。

　マットグレーという特徴的なカラーリングを採用したマザーボード「B650 Steel Legend WiFi」は、PCIe 5.0のBlazing M.2およびHyper M.2スロットすべてにヒートシンクを搭載。14+2+1フェーズの80A Dr.MOS設計による高いパフォーマンスを提供するように設計されている。

　「B760I Lightning WiFi」はミニPC構築に適したスモールフォームファクター向けマザーボード。14+1+1フェーズのDR.MOS設計を採用するとともに第14世代インテルCoreプロセッサーをサポートする。

　ベアボーンキットでは、AMD AM5 Ryzenプロセッサーが利用可能な「DeskMeet X600」「DeskMini X600」シリーズが発表された。いずれもDDR5メモリーやPCIe 5.0 M.2 SSD、2.5G LANをサポートし、コンパクトながら高性能と優れた機能を手頃な価格で実現。

　DeskMeet X600シリーズは最大256GB対応の4つのDDR5メモリースロット、PCIe 5.0対応M.2ソケット、Dragon 2.5G LANなど多くの機能が搭載され、排熱を向上させるために最適化された500W ATX電源を標準搭載。

　DeskMini X600シリーズはAMD AM5 65W CPUが利用できるAMD AM5 Mini STXプラットフォーム。2つのDDR5 SO-DIMM、2つのSATAポート、Blazing M.2 Gen5 SSDを含む2つのM.2 スロット、2.5G LANを搭載するほか3画面出力に対応。手頃な価格のAIシステムを構築するのにも適している。

　ビデオカードでは、AMD Radeon GPUを搭載した最新「ASRock Steel Legend」および「Challengerシリーズ」が発表された。Steel Legendシリーズはトリプルファン設計とARGB LEDが搭載され、Challengerシリーズにはデュアルファン設計とLEDインジケーターが搭載される。

　ゲーミングディスプレーとして、ASRockのゲーミングブランド「Phantom Gaming」からOLEDパネルを採用した2つの最先端ゲーミングディスプレーが発表。「PGO27QFS2A」および「PGO34QRT2A」はQHD解像度で、高いカラー性能とコントラストを実現するとともに240Hzの高リフレッシュレートを実現。

　さらに高リフレッシュレートのゲーミングディスプレーとして、520Hzの「PG27FFX2A」および400Hzの「PG27QFW2A」も発表された。

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