木材、プラスチック、金属棒を切ってみた
小型ということもあり、どこまで切れるものなのか気になるところ。そんなわけで、木材、プラスチック、金属パイプの3種類を実際に切って試してみました。
木材は、2x4材(木口の厚さ2インチ×幅4インチの木材)。比較的柔らかめとなりますが、厚みと幅があるので小型のノコギリだと結構苦戦が予想される素材です。
実際に切ってみた断面がこちら。
何度もこまめに往復させなくてはならないため、切断面はもっと荒れるかと思っていたのですが、予想に反して意外とキレイ。さすがに目が少し荒いのでそのまま工作に使うわけにはいきませんが、おおまかな寸法取りであれば問題ないレベルです。
切れ味はかなり良く、気持ちよく軽やかに切り進められたのが好印象。正直、2×4材くらいの厚みと幅があると大変だろうなと予想していただけに、いい意味で裏切られました。
続いて、プラスチックの例として、100円ショップのまな板(約2.8mm厚、ポリプロピレン)をカットしてみましょう。
こちらはザクザク切れるだろうと予想していましたが、厚みがないので刃を寝かし気味にしないと引っかかってしまいがち。長さがないので寝かしながら切るのは少々大変でしたが、それでもさほど苦労せずに切れました。
さすがに切り口は真っすぐとはいかず、左右に蛇行しています。また、樹脂だと切断面も荒れやすいので、粗大ごみの分解といった大雑把な使い方が向いています。もう少し切断面をキレイにしたいというなら、目の細かい一般金属用の刃を使ってもいいかもしれません。
最後、金属パイプは100均の突っ張り棒(19mm、スチール)で試してみました。
パイプの肉厚が0.5mmと薄いので、木材の丸棒のようには切れません。回しながら、少しずつ切り進める感じとなります。
刃が引っかかりやすいこと、滑りやすいことで結構苦労しましたが、なんとか切断できました。さすがに何本も切る気にはなれませんが、粗大ゴミの分解という目的があれば、頑張れそうな気がします。
なお、木材やプラスチックのように柔らかい素材ではないため、刃には結構傷がついてしまいました。
ハサミやカッターナイフでは苦労するものが切れる!
思っていたよりも切りやすく、とくに木材やプラスチックが相手ならそこまで苦労せずに切れるというのがいいところ。
ただし、切断面がそれなりに荒れること、長い物を切るのには向いていないことを考えると、正直、工具としてはイマイチ。ちゃんと材料を切りたければ、もっと大きなノコギリを用意することをオススメします。
最大の強みは、手元に置いておきやすいサイズでしょう。工具というより文房具寄りの道具だと認識し、ハサミやカッターナイフなどと一緒に置いておけば、意外と便利に活用できると思います!
●お気に入りポイント●
・収納時20センチもない小ささ
・替え刃が安く400円もしない
・木材やプラスチックならザクザク切れる
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