伝統工芸「博多織」を活かしたクリスマスツリー

文●九州LOVEWalker

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ザ・リッツ・カールトン福岡は12月25日まで、ホテル18階のカフェ「DIVA」前のスペースに高さ4mのクリスマスツリーを設置している。

 同ホテルの館内は、福岡県の伝統工芸品であり日本三大織物のひとつである「博多織」からインスピレーションを受け、糸を紡ぎ "織る"という発想のもと、ホテル全体を繋ぐ共通したストーリーで構成。

左:博多織の内装に採用(プレミアムスイート) 中央:博多織のタペストリーアート(幻珠) 右:博多織のパーテーション(ザ・バー)

 今回、客室の内装や「ザ・バー」のパーテーションや日本料理レストラン「幻珠」のアートワークを手掛けた博多織最古の織元である西村織物(1861年創業)にオーナメントの制作を依頼。博多織を制作するうえで残ったはぎれや残糸を用い、ひとつひとつ職人たちによる手縫いで、もみの木やクリスマスブーツなど合計4種類のシルクオーナメントを制作した。

 博多織は他の産地の織物と比べ経糸の本数が多く、丈夫で張りがあり一度締めたら緩まない締め心地から、これまで着物の帯に使用されてきた。オーナメントのひとつは「帯飾り」から着想を得たデザインに仕立てられており、博多織を代表する模様で厄除けの意味をもつ「独鈷柄(どっこがら)」を生地に採用している。

カクテル:左より Cafe de Neige, Imperial Jack Rose, Gloire Vin Chaud, Fraise Sucree

 さらにホテル18階にある「ザ・バー」では、クリスマス期間限定のオリジナルカクテルを提供する。

※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、各自治体により自粛要請等が行われている可能性があります。あらかじめ最新の情報をご確認ください。
またお出かけの際は、手洗いやマスクの着用、咳エチケットなどの感染拡大の防止に充分ご協力いただくようお願いいたします。