ごきげんよう、アスキーグルメのナベコです。今年もあの季節になりました。グラコロ、そしてグラ“クロ”の季節。
「グラコロ」と言えばマクドナルドの冬の定番シーズン商品ですが、最近はそれとは別に注目されている商品があります。喫茶店チェーン「コメダ珈琲店」のフードメニュー「グラクロ」です。
今年は折しも、グラコロとグラクロいずれも11月29日に販売開始。マックのグラコロは食べたことあるという人も、コメダのはまだ試したことがないという人のために、グラクロの醍醐味をご紹介。
「グラタンコロッケ」じゃなくて「グラタンクロケット」
コメダ珈琲店のグラクロは2018年くらいから毎年登場していますが、気を付けたいのは名前。マクドナルドは、グラタンコロッケをサンドしたバーガーであることから「グラコロ」。一方のコメダ珈琲店では「グラクロ」。“コロ”ではなくて“クロ”です。
コメダ珈琲店「グラクロ」
650円~720円
※価格は店舗により異なる
今年のリリースでは、名前について「グラタンクロケットが由来。クロには、クロケット(英語でコロッケ)のクロと、ドミグラスソースのクロ(黒色)の2つの意味が込められています」と記載されています。
なるほど、グラタンコロッケではなく、より本格感のあるグラタンクロケット。また、見た目の“黒”からとっているんですね。
……まあ、ぶっちゃけ、グラコロと被らないようにひねったというのが本音でしょう。ともかく、勢いで「グラコロ」と注文しないように気を付けましょう(グラコロと言っても、店員さんわかってくれそう)。
気を付けろ、コメダのグラクロは大きいぞ
そして最大のポイントはこちら!
コメダ珈琲店をよく利用している人には説明不要ですが、コメダのメニューは大容量のものが多いのです。名古屋発の喫茶店ならではの気質が表れているのかもしれません。
特にフードは、メニューにある写真を見て想像していたよりも、実物のほうが大きくて度肝が抜かれることがあります。
実際のグラクロはこちら。
平皿の上にパンケーキのようにドーンと座しています。目視ですが直径15cm以上はありそうです。
比較としてパスモを横に置いてみました。いかがでしょう。迫力の大きさが伝わってきましたか?
あまりの大きさに、お願いしていませんがあらかじめ切れ目が入っています。切らない状態でガブッとかじりつくのは現実的ではないということでしょう。それくらい大きいです。
ソースで手を汚しながら食べるのが楽しい
主役のクロケットは、5種のチーズ(ゴーダ・モッツアレラ・チェダー・パルメザン・エダム)と、生クリームを使用したホワイトソース仕立て。グラ“クロ”の名前の由来でもある、濃厚な色の特製ドミグラスソースがかかっています。クロケットの下には細かく刻んだキャベツ。
一口食べると、とろ~ん!! クロケットからグラタンが溢れる~!!
そして、アチチチ!
できたてはかなりアツいので注意。実は店員さんからも提供の際に「アツくなっているのお気をつけください」と声をかけていただきました。火傷には気を付けたいけど、アツアツなのは嬉しいですよね。
濃厚なチーズのコクがあわさったクリーミーなグラタンソース。コロッケが大きい分、マクドナルドのグラコロより、ソースたっぷりで、なおかつトロトロと“ゆるい”ので、まろやかな味が口の中いっぱいに広がって幸せを感じます。
そしてソースがたっぷり入っているので、食べているうちに端からソースがこぼれてきます。おっと!! つい、指でソースをぬぐって汚れてしまいました。そこをすかさずペロペロと。行儀はよくないかもしれないけど、手を汚しながら食べるのもちょっと楽しいです。
「これだけ大きいのでひとりで食べきれるかな?」とご心配のあなた。たぶん、大丈夫ですよ。うん!
というのも、パンが一般的なハンバーガーのバンズとは違うふかふかの柔らかい生地で、食べてみるとハンバーガーチェーンのものと印象が違います。ひと言でいうと、ひと口の重量感が軽いんです。ですので、大きな見た目であるのに、不思議と軽く食べ進められるはず。なので「ペロッと食べきれる」まではいかないですが、お腹を減らしていけば完食はヘヴィーではありません。
コメダ珈琲店のバーガーと言えば、秋に登場した「フルムーンバーガー」も話題になりましたが(現在は終売)、パンが違うのでバーガーといっても、例えば、カツサンドやコロッケパンあたりに近い感覚なんですよね。なので、マクドナルドや他のチェーンのバーガーとは一概には比較できません。今回だと、フォークもついてくるし、あくまで、喫茶店のお食事。コーヒーを飲みながらくつろいで楽しめます。
持ち帰りもできます
そんなコメダ珈琲店のグラクロは、2024年1月下旬まで販売予定。
グラクロは店内飲食のほか、持ち帰りにも対応します。
今回、今年のグラクロを食べてみてあらためて想ったのですが、チーズをたっぷり使用したクロケットは間違いなく白ワインにも合うはず! 持ち帰ってお酒のお供にいただくのもアリだと十二分に感じました。そんな大人な楽しみ方もいかが!?
ナベコ

酒好きライター、編集者。酒活動しています。「TVチャンピオン極~KIWAMI~ せんべろ女王決定戦」に参戦するなど。ホットカーペットが気持ちよすぎて床で寝おちして朝陽で気が付く日々。せっかく年始におろしたパジャマを着ないと……。
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