第346回 SORACOM公式ブログ

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クラウド型カメラサービス「ソラカメ」を長期・安定稼働する方法とは

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 本記事はソラコムが提供する「SORACOM公式ブログ」に掲載された「クラウド型カメラサービス「ソラカメ」を長期・安定稼働する方法とは」を再編集したものです。

こんにちは!クラウド型カメラサービス「ソラカメ」のセールス/事業開発リードをしておりますソラコムの高見(ニックネーム:yuu)とCustomer Reliability Engineerの加納(ニックネーム:kanu)です。

先日2023年11月16日に当社が提供するクラウド型カメラサービス「ソラカメ」ユーザーの皆様を対象にソラカメを使っていてトラブルが発生した際の解決方法についてご紹介する「ソラカメトラブルシューティング虎の巻セミナー」を開催しましたので、当日の内容を含めてご紹介させて頂きます。

当日のセッション概要

当日は下記アジェンダでセミナーを開催致しました。

<アジェンダ>

  1. ソラカメアップデートのご案内
  2. ソラカメトラブルシューティング虎の巻
    1. ソラカメの通信経路
    2. 「録画ができない」または「録画が途切れる」というトラブルが発生した際に確認するポイント
  3. Q&Aセッション

ソラカメアップデートのご案内

まずはじめに直近のソラカメのプロダクトとしてのアップデート内容についてお伝えしました。こちらは高見から当日の内容をご紹介させて頂きます。

1点目はクラウド録画映像の再生画面のUI(ユーザーインターフェース)についてです。ATOMアプリで録画映像を視聴する場合、画面下部にタイムラインバーが表示され、録画映像がある部分はピンク色に表示され、バーを左右に操作することで映像検索ができます。

一方でこれまでユーザーコンソールでは、視聴開始時刻、視聴終了時刻の日時を指定して再生時間を指定する操作方法になっており、アプリに比べるとやや映像検索がしづらい側面がございました。

今回、ユーザーコンソールにおいてもATOMアプリでの操作方法と同様に、画面下部にタイムラインバーが表示され、マウスでバーを左右に操作することで映像検索ができるようになりました。現場の方はアプリで、管理者の方はユーザーコンソールで操作される方も多いかと思いますので、ぜひ新しくなったユーザーインターフェースをお試し下さい!!

2点目は、カメラ本体の設定変更です。

こちらもこれまではATOMアプリで再起動、スリープモードON/OFF、デバイス名称変更が実施できましたが、ユーザーコンソールでは実施できませんでした。

この度、ユーザーコンソールからも再起動、スリープモードON/OFF、デバイス名称変更ができるようになりましたので、ぜひご活用下さい。特に管理対象のカメラ台数が多いユーザーの皆様にとっては、この機能追加が運用効率の改善につながるかと存じます。

ソラカメトラブルシューティング虎の巻

ここからは加納からご説明致します。

まず、最初にソラカメで行われている通信の経路についてご案内させて頂きました。ソラカメでは主にカメラからクラウドに録画映像をアップロードする通信、アプリとカメラ間でライブ映像を閲覧する通信、クラウド映像を取得しアプリやブラウザで見る通信と用途によって通信経路が変わります。

そのため、トラブルシューティングをする際に通信経路を理解して、チェックポイントを見極めることが重要です。

次に、下図の通り各通信区間ごとにトラブル発生時の確認ポイントについてご紹介しました。

第一歩はカメラのLEDの状態確認から

繋がらないなと思ったら、まずはカメラ本体のLEDの状態を確認いただくことをおすすめします。下図の通り、LEDの状態に応じて確認すべきポイントが分かります。

LEDの状態毎の確認事項

LEDの状態ごとの確認事項について、当日は下記スライドでご紹介させて頂きました。

皆様も「カメラの映像が閲覧できない」、「録画映像がクラウドにアップロードされていない」といった事象が発生した場合は、こちらのスライド情報を参考に一度ご確認頂ければと思います。

これらの確認事項をチェックしてみたものの、事象が改善しない場合は当社サポートへお問い合わせ下さい。その際に、確認頂いた内容についてもお伝え頂きますとスムーズにご案内ができるかと存じます。

カメラ設置環境のネットワーク状態確認が難しい場合の対処

ソラカメのトラブルシューティングを行う場合、カメラ設置場所のネットワーク状態を確認頂くことが必要になります。

しかし、「ネットワークはIT部門が管理しており、自部門にはITや通信に詳しいメンバーがおらずうまく状況を伝えられない」、「お客様先にカメラを設置しており、お客様にネットワーク状態確認をすることが中々難しい」といったケースもあるかと存じます。

そういった場合は、ソラカメ専用セルラーパックのご活用頂くことが可能です。

データ通信量は無制限なので、どれだけ通信をしても月額4950円でご利用頂けますので、社内の経費申請もしやすく、既存ネットワークを経由せず直接モバイルネットワーク(5G/LTE/WiMAX2+)経由でインターネット接続できますので、トラブル原因の切り分けが用意になりますし、IT部門やお客様などカメラ設置場所のネットワーク管理者に確認依頼する必要もなくなります。

なお、ソラカメ専用セルラーパックは基本的に屋内利用を想定したプランとなります。また、1台のホームルーター配下にHD画質ですとカメラ1台、SD画質ですとカメラ2台まで接続してご利用頂けます。

ネットワークが安定せずカメラが電源OFFになってしまうケースへの対処

カメラがWi-Fi経由でインターネットに接続できない場合、カメラがネットワークへの再接続を試みますが、それでも一定時間接続出来ない場合は、カメラの電源がOFFになります。電源がOFFになりますと遠隔からカメラ制御ができなくなるため、電源抜き差しによる再起動が必要になります。

本事象の発生頻度を下げるためには、安定的なネットワーク環境を準備頂くことが最も効果的なのですが、「スマートプラグを活用して、遠隔からカメラの電源ON/OFFによる再起動を行う」ことも可能です。

こちらはブログ記事として掲載しておりますので、ぜひご活用下さい。前編は手動でスマートプラグを用いて復旧する方法、後編はAPIを用いてスマートプラグによる復旧を自動化する方法についてご紹介させて頂いております。

<参考ブログ記事>

いかがでしたでしょうか? 少しでも皆様のソラカメの運用を効率的にする一助になれば幸いです。

セミナー開催の経緯

最後に、今回当セミナーを開催することになった経緯について補足いたします。

私(加納)が所属するサポートチームとソラカメチームでは、月次でサポート窓口へのお問い合わせ内容についての振り返りを実施しています。振り返りの場では「新たにリリースした機能の反応」「ユーザーからのご要望」「件数の多いお問い合わせ」などを共有し、より使いやすいサービスにするにはどのような改善が必要なのかを議論しています。

今回開催したセミナーも、この振り返り会の中で発案されました。2022年5月のリリース以降、お陰様でソラカメのユーザー数は右肩上がりの成長を続けております。それに伴い、上述したようなネットワーク環境などに依存したトラブルの問い合わせ件数も増えております。こういった背景の中、体系的にトラブルシューティングの手順をお伝えすることで、お客様がソラカメをより安心してご活用いただけるのではないかと考えました。

実は今回のようにトラブルシューティングのみに焦点を当ててご紹介するセミナーはソラコムでは初めての試みでした。そのため、どれくらいの方が参加してくれるのかという不安はありましたが、当社の行動指針であるリーダーシップステートメンの一つ「Just Do It」の精神で先ずはやってみようという話になり、高見(yuu)と共に準備を進めて参りました。

結果として当初想定していたよりも多くの方にご参加いただきました。参加された方へのアンケートの結果次第でありますが、今後の継続開催も検討しています。

このようにチーム間の距離が近いこと、スピード感を持って改善のサイクルを回せることはソラコムの強みの一つであると思います。

今後もユーザーの皆様のお役に立てるような取り組みや情報発信を継続してまいりますので、ソラカメを引き続き宜しくお願い致します。

ソラコム 高見(yuu)&加納 (kanu)

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