楽天グループは11月1日、SPU(スーパーポイントプログラム)の特典内容を12月1日より変更すると発表した。これを受けて、ネット上では「改悪だ」とちょっとした炎上騒ぎに発展。ライバル会社であるKDDIの髙橋誠社長も「他社のサービスなのであまり言えないが、ネットを見ているとポジティブな反応ではなかったようだ」とコメントするほどだった。
楽天グループは全体で見れば堅調に稼いでおり、成長を描けているのだが、唯一、楽天モバイルが「お荷物」となってしまっている。同社が全国に展開した基地局に対する設備投資費がかさんでおり、赤字体質を脱却できていない。今後、楽天グループで1兆円を超える社債の償還が迫るなど火の車であることは変わりない。
これまで楽天グループとしては、一部のユーザーに対してポイントを付与しすぎていた傾向があったようで、今回の特典改定で、そのあたりを軌道修正。少しでも赤字体質を改善したいのだろう。
では、実際のところ、本当に「改悪」なのか。
この連載の記事
-
第216回
トピックス
総務省の“アップルつぶし”か スマホ下取り価格規制 -
第215回
トピックス
クアルコム、経済圏拡大に“邪魔者” アームとの対立深まる -
第214回
トピックス
ドコモよりauとソフトバンクの体感品質が上がっている事実 -
第213回
トピックス
総務省がソフトバンクを刺しに来た? もう割引規制なんて撤廃すべきだ -
第212回
トピックス
「折りたたみスマホ」いまだに低調 欲しいと思える「何か」が足りない -
第211回
トピックス
KDDIローソン、狙いは“学生” 「無料ギガ」と「吊るし」でアピール -
第210回
iPhone
アップル「iPhone 16」シリーズ、オススメはこの2つ -
第209回
トピックス
スマホがどこでも買える今、ソフトバンクの“英断”は理にかなっている -
第208回
トピックス
通信品質の低下が指摘されるドコモ、大規模イベントで驚きの対策 -
第207回
トピックス
楽天モバイル好調のワケ 「三木谷キャンペーン」が金脈に -
第206回
トピックス
NTTドコモ「dアカウント」一から作り直した方がいいのでは - この連載の一覧へ