脱脂と金属イオン溶液のメッキに使うのが、電池がセットされた「めっき筆」。筆先はカーボン電極となっており、ここにフェルトをセットして使います。溶液が混ざるとうまくメッキできなくなるため、筆先は溶液ごとに交換して使えるよう、4種類用意されています。
なお、乾電池が必要となりますが、最初からめっき筆にセットされているため、別途用意しなくても大丈夫。電池が切れた場合は、自分で交換して使用できます。
メッキの手順や注意事項が書かれたマニュアルが付属していますので、まずはこちらを熟読し、やり方を覚えましょう。また、手順図が付属しているので、実際に作業をするときは手順図を近くに置き、次に何をするか確認できるようにすると間違えにくくなります。
このキット以外に用意するのは、洗浄用の水を入れたコップ(3つほど)と、メッキする金属を磨くための布くらい。メッキ作業は溶液が垂れたりするので、下に敷く紙があるといいでしょう。また、溶液の補充などを毎回容器ボトルからするのは面倒なので、絵具パレットや小皿などを用意すると、作業が楽になります。
なお、アルミ、チタン、亜鉛、鉛などにはメッキができない、もしくは困難です。また、クロム系ステンレスや、クロムメッキされている金属も、そのままではメッキができないので難しいと考えた方がいいです。
逆にメッキしやすいのは、銅や銅合金、ニッケルあたりです。入手のしやすさを考えると、真鍮あたりで試すのがやりやすそうですね。
ということで、今回は真鍮で試してみることにしました。

この連載の記事
-
第105回
自作PC
まとわりつくネジが嫌すぎる! 激安消磁器でドライバーの磁力をリセット【レビュー】 -
第104回
自作PC
私にも磁界が見える…!iPadの磁界を可視化してみた【実験】 -
第103回
自作PC
“左右で違う”が正解!3点で掴めるトリグリッププライヤーの使い心地が地味に革命的でした -
第102回
自作PC
“濡れない・柔らか・あったか”三拍子そろったネオプレーングッズが気になる -
第101回
自作PC
光の“質”まで測れる! 色温度&演色性がわかる照度計「SK-8202」を使ってみた -
第100回
自作PC
激安工具3製品で「バリ取り」にチャレンジ! 曲面の取れ具合は、ハンドルの形状で変わるのか? -
第99回
自作PC
最高かよ! USBのケーブルやポートの正体を暴ける「USB CABLE CHECKER3」 -
第98回
自作PC
ハンマーで遠慮なく叩ける!「アンビル」の使い心地が想像以上だった -
第97回
自作PC
これ、どうやって使うの? "穴あけ加工"のハンドニブラー -
第96回
自作PC
充電式ケルヒャー欲しい! ペットボトルでも使えるコンパクト高圧洗浄機「ハンディエア」を試す -
第95回
自作PC
こんなの初めて! スティック型の折りたたみ脚立は幅も奥行きも短くなるぞ - この連載の一覧へ





お気に入り









