全年齢対象だから誰でも、どの年齢でも楽しめる!
美少女たちと過ごす不思議な夏休みに感動!フロントウイングの新作ノベルゲーム『GINKA』をプレイレビュー【前編】
ゲームは入りやすいストーリー主体のノベルゲーム
ゲームは表示されるテキストを読み進めると時折現れる選択肢により物語が分岐し、プレイごとに違った展開へと進行していく。じっくりと物語に没入できるタイプのゲームだ。
PC版では基本的にマウスの左クリック、もしくはスペースキーでテキストを送って進めていけばOK。セーブやロード、バックログの確認などもキーボードのショートカットに対応しているが、マウスでも選択できるので、ノベルゲームに慣れてないプレイヤーでも迷うことはないだろう。
ノベルゲームはクリックやテキスト送りをゲーム中に何度も繰り返すことになるが、いずれも反応がよく、ゲームを進めるに当たりストレスになることはない。またバックログの確認がとてもスムーズなのも好感触だ。
Shift+Wでクイックセーブ・Shift+Qでのクイックロードとショートカットにも対応しており、ゲームの中断をする際などに非常に便利。通常のセーブで保存できるファイルの数は全150まで可能なので、攻略に十分活用できるだろう。
また、OPムービーで流れるテーマ曲も作曲した「松本文紀」氏によるBGMは、ある種の透明感がありしっかりと印象的ながらも物語を邪魔しないというか、物語に溶け込むと言うか、そんな印象を受けた。
後述するが、本作ではゲーム中に流れているBGMのタイトルを表示できる様に設定することも可能。ノベルゲームに限らず、BGMはゲーム体験を影で支える裏方のような存在だが、ぜひプレイ中のBGMにも注目してほしい。
かゆいところに手が届く、
細かすぎるほどに細かいコンフィグ設定!
さて、本作をプレイして筆者がまず驚いたのは、非常に細やかな設定ができるコンフィグ周りである。ディスプレイ解像度の設定や音声のボリューム調整などはよくあるが、本作の設定は非常にかゆいところにまで手が届く内容で、自分好みのプレイ環境を構築できると言っていいほど。
ここからは6項目に渡ってプレイ環境をカスタマイズできる本作のセッティングメニューを、スクリーンショットともに見ていきたい。
【ディスプレーセッティング】
フルスクリーン/ウィンドウの切り替えやアスペクト比の変更、表示言語の変更などができるが、一番注目したいのはゲーム内BGMの曲名表示設定が可能なこと。ゲームミュージックファンとして一番嬉しい設定だった。
曲名表示をオンにするとゲーム内BGMの曲名が左上に表示される。BGMにも注目してほしい、そんな本作の自信がうかがえる。
【プログラムセッティング】
マウスカーソルの自動移動など、ゲームシステム部分の設定が可能。ドラマチックモードでは、オートモード中にボイスのあるテキストを非表示にでき、さらに、外部音声ツールを使用しボイスのないテキストの読み上げを設定したりと、アクセシビリティにも係る設定が可能となっている。
【テキストセッティング】
テキストの表示速度やオートモードの設定など、テキスト表示周りの設定ができる。こちらもご覧の通り、多くのゲームでは見ることのない設定項目が並んでいるのではないだろうか。かなり細かな部分までこだわって設定できる。
【サウンドセッティング】
BGM・SE・ボイス・マスターボリュームのバランス設定のほか、キャラクターごとの個別ボイス設定のほか、システムボイスを好きなキャラに設定したりなどもできる。システムボイスの設定は個人的にかなり嬉しい。
【ダイアログセッティング】
セーブの上書きの際や、タイトルに戻る際、ゲームを終了する際に確認をするかどうかの設定が行なえる。
ほかにも、タッチパネルディスプレーのPCユーザー向けの設定も。恐ろしいこだわり具合である。
クリア後のお楽しみも用意
ゲームクリア後には、タイトルメニューのEXTRAを選ぶと「ギャラリーモード」が選べるように! ひと通りゲームをプレイした後も、じっくりと本作にひたれる要素も用意されている。
ノベルゲームではあって当たり前といっていい機能だが、実際にあるのとないのとでは大違い。こういった面でも、本作がかゆいところに手が届く作りになっていることがわかるだろう。
近日には後編もお届けするので、お楽しみに。
【ゲーム情報】
タイトル:GINKA
ジャンル:ノベルゲーム
配信:フロントウイング
プラットフォーム:PC(Steam/DMM GAMES/DLsite)
対象OS:Windows:10/11(64bit)
配信日:配信中(2023年10月26日)
価格:3278円(ダウンロード版)
対象年齢:全年齢
©Frontwing
※画像は製品版とは一部異なる場合があります。
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