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「ポインティングスティック」の使い心地をチェック!

超速攻レビュー:初めて「ポチ」がついた「HHKB Studio」を触ってみた

2023年10月25日 15時15分更新

文● ASCII

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 PFUが10月25日0時に発表した新製品「HHKB Studio」を触ってみた。ポインティングデバイスとジェスチャーパッド機能を付加したのが最大の特徴だ。(詳細はリリース記事参照)

スティックの「ポチ」は自由度が高く使い心地◎
触ってはじめてわかったジェスチャーパッド

パッケージもキーボードと同様にコンパクトだ。

保証書と簡易マニュアル2点、単3アルカリ電池4本、ポインティングスティックキャップ4個、USBケーブルが同梱されている。

キャップは色違いも入れてほしかった(個人の意見です)

USBケーブルは両端ともタイプCだが、一方はL型で飛び出さない。

スタートガイドは丁寧な作りでWEBのユーザーマニュアルにアクセスしなくても使い始めることができる。

 キーボード持ち上げると「重さ」を感じる。キーボードのみで従来品の540gから840gへと300gも重くなっているからだ。さらに、ワイヤレスで利用するときには単3電池を4本入れるのでさらに重くなる(従来は2本だった)。また、「ポインティングスティック」と一緒に使う「マウスキー」が手前に設置されたので、奥行きが12mm増して、ちょっと大きくなった感じがする。

800gを超えたので持つと少し重い。「ジェスチャーパッド」のためキーボードの手前が従来より高くなっている。

ワイヤレスで使う場合は単3電池を4本装着する。

電池室にディップスイッチがあり、アプリで設定しなくても基本機能を指定できる。

チルトを2基搭載しているので、傾きは3段階から選べる。

 キースイッチが静電容量からメカニカルに変わったが、相変わらずの静音タイプで、強くタイピングしても無音だ。重さはあまり変わっていないが、キーが入力される位置は浅くなった。

 いちばん気になる、新機能の「ポチ」はキーボード中央の「ポインティングスティック」とキーボード手前の3つの「マウスキー」で操作する。

G、H、Bキーとの隙間が広く、スティックのヘッドは想像以上に移動できる。

 他社のノートPC用キーボードでマウススティックが付いているものでは、実際にスティックを動かすというより、圧力を感知するものが多いが、HHKB Studioのポインティングスティックは、きちんと動くので、人差し指が痛くなることはない。

スティックの飛び出し量も大きいので操作しやすいのだ。

 しばらくWindowsを操作してみたが、ポインターの制御も絶妙で、イラつくことはなかった。ただ、マウスボタン(正式名称マウスキー)のストロークはもう少し浅くてもいいかもしれない。

マウスキーのストロークは予想より長めだ。

 さらに気になるのが、キーボード左右の側面と前面左右の4つの「ジェスチャーパッド」だ。デフォルトでは左側面に上下矢印キー、手前左側に左右矢印キー、手前右にウィンドウ切り替え、右側面にスクロールが割り当てられている。

 発表資料を見て、どうやって便利に使うんだろうと思ったが、実際に触ってみるとナルホドである。ブラウザーのスクロールはマウススティックでやるより速度の制御がしやすい。どんなアプリでどのキーをアサインするか、アイデアコンテストをするといいのではないだろうか。

4個のLEDは色と場所で状態がよくわかる。

 さらなるディープなレビューは、さらに使い込んで記事にしていきますので、お楽しみに!

 

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